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想定するのはW杯本番…吉田麻也「残り10分で疲労度が全然違う」戦いをするために

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日本代表DF吉田麻也

 3試合連続完封と無失点を継続する日本代表。17日(日本時間18日)にはFIFAランク11位のメキシコ代表と対戦する(日本はFIFAランク27位)。最終ラインの要であるキャプテンのDF吉田麻也は次戦でもゴールを守り抜くことを、目標の一つに掲げた。

 10月シリーズのカメルーン戦で0-0、コートジボワール戦で1-0、そして13日のパナマ戦で1-0と無失点を続けている。確かに得点は奪われていないが、複数得点を奪えているわけでもない。吉田は「よりW杯本番を想定してプレーしないといけない」と語り、前回の試合の反省点を挙げた。

「前回の試合で1-0で終わるのではなく、残り10分で2点目、3点目を取って相手の戦意を削ぐ」。それが、W杯本大会で実行できれば、「残り10分での疲労度は全然違う」ため、「予選を突破した後の戦い方を考えると、非常に大事な時間だと個人的には思っている」。つまり、ただの親善試合と捉えるのではなく、「W杯を想定して戦わないといけない」というのが、「前回の試合の反省点」でもある。

 対戦相手のメキシコの印象を「非常に強い」と語ったように、十分な警戒が必要になる。

 カメルーン戦では後半から、パナマ戦ではスタートから3バックを採用したように、現在は2つのシステムを併用。しかし、目指すべきものは変わらない。「4バックか3バックかは分からないけど、継続してゼロに抑えるのが一つの目標。相手の前線に良いタレントがそろっているけど、個の部分でも、組織としても負けない」。メキシコ戦でもゴールを守り抜き、4試合連続完封を達成して20年ラストゲームを締めくくりたい。

(取材・文 折戸岳彦)

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