beacon

メキシコ指揮官は元バルサ監督&南アW杯で日本撃破…あすの親善試合は主力欠場示唆「リスクがあれば起用しない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

メキシコ代表ヘラルド・マルティーノ監督

 日本代表との国際親善試合を控えるメキシコ代表ヘラルド・マルティーノ監督が16日、試合前日のオンライン会見に出席した。出場メンバーについては「リスクがあるのであれば起用はしない」と述べ、一部メンバーの出場回避を示唆した。

 マルティーノ監督は2010年、南アフリカ杯でパラグアイ代表を率いて、決勝トーナメント1回戦で日本をPK戦で破った実績を持つ指揮官。2013-14シーズンにはバルセロナ、14〜16年には母国のアルゼンチン代表を指揮した経験を持ち、メキシコ代表監督には19年から就任している。

 11月シリーズは14日の韓国代表戦(○3-2)に続いて2試合目。韓国戦ではMFエクトル・エレーラ(A・マドリー)、MFジョナタン・ドス・サントスがコンディション不良で出場を回避していたが、指揮官は日本戦でも欠場を示唆した。

 マルティーノ監督は会見で「スタートメンバーは二つのコンセプトで選びたい。一つ目はフィジカル面で100%の選手を選ぶということ。二つ目はリスクを犯さないこと」と説明。「重要な位置づけであり、もちろんいい試合をしてほしいが、いい状態でクラブチームに戻って欲しい。明日の試合ではもし少しでもリスクがあるのであれば、起用はしない」と述べた。

 韓国戦では今季のプレミアリーグですでに8試合4得点を記録しているFWラウール・ヒメネス(ウォルバーハンプトン)、セリエAで6試合4得点のFWイルビング・ロサーノ(ナポリ)も長時間プレー。所属先でも連戦が見込まれる両選手も、コンディション次第では先発を回避する可能性がありそうだ。

 なお、日本代表については「非常にダイナミックなチームで、個人のテクニックに優れていて、選手たちが攻撃で前に出るときは非常に規律だったチーム。前線には均衡を崩すことのできる非常に優秀な選手が揃っている」と評した指揮官。「自分たちはこれまでの方向性を保って、戦術とは別にこれまでやってきたことを継続したい。2年前に始めた戦いを明日もやっていきたい」と冷静に意気込みを語った。

(取材・文 竹内達也)

TOP