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決定機決め切れず流れはメキシコに…鈴木武蔵「FWとしての責任を感じる」

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1トップで先発したFW鈴木武蔵

[11.17 国際親善試合 日本0-2メキシコ グラーツ]

 試合巧者なメキシコの前に0-2の零封負けを喫した日本代表のFW鈴木武蔵(ベールスホット)は「前半に何本かあったチャンスを決め切れないと、強い相手にはこういうゲームになる。FWとしての責任を感じている」と唇を噛んだ。

 序盤の劣勢を耐えると、試合は徐々に日本のペースになった。前半15分、MF柴崎岳からのスルーパスを左サイドで受けたMF原口元気がゴール前に折り返し、鈴木がワントラップから右足でシュート。GKと1対1という決定的な場面だったが、GKオチョアが右足1本で防ぎ、こぼれ球に反応したMF伊東純也のシュートもオチョアに阻まれた。

「ボールを置く位置は良かった。(オチョアが)ちょっと倒れるのが見えて、ファーに流し込もうとしたけど、残り足をよく残していたのと、振り返ってみると、もう少し浮かして打つのがベストだったのかなと。結果論だけど、そう思う」。そう言って悔しさを隠さなかった。

「シュートのところはいつも考えて打つようにしているし、あそこは相手が1枚上手だったなと思う。僕自身まだまだ未熟というか、シュートコースが甘いというか、ああいうゴールをしっかり決めれるようにやっていきたい」

 個人としてもチームとしても差を感じざるを得ない一戦だった。最新のFIFAランキングで11位のメキシコはW杯7大会連続ベスト16の強豪。日本ペースで前半を終えると、後半開始から2選手を入れ替え、一気に流れを引き寄せた。

「メキシコは悪い時間帯も耐えて、後半からレギュラー陣が2人入ってきて、流れが変わった。ゲーム運びだったり、我慢するところ、決め切るところでも一個レベルが高い。自分たちがそういうチームになっていきたい」

 鈴木がベンチに下がったあとの後半18分にメキシコはエースのFWラウール・ヒメネス(ウォルバーハンプトン)が先制点。ワンチャンスを確実にモノにし、均衡を破った。「一つのチャンスで決め切るのはプレミアリーグでやっているだけあって勝負強いと思うし、僕もそこはもっと勝負強さが出てこないと、なかなか上では戦っていけないと思う」。鈴木は率直に言った。

 今季から加入したベルギー・リーグで8試合5ゴールと結果を残し、10月のオランダ遠征に続いて日本代表に招集された。FW大迫勇也不在の中、存在感を示したかったオーストリア合宿。決定機を逃したことは悔やまれるが、来年3月に再開する予定のW杯アジア2次予選に向け、気落ちしている時間はない。

「やることは変わらない。いつも練習からシュートのコースやタイミングは意識している。チームでまた結果を出して、(代表に)呼ばれるようにどんどん点を取っていきたい」。目の前で世界レベルのサッカーを突き付けられ、決意を新たにしていた。

(取材・文 西山紘平)

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