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89年ぶり0-6大敗のドイツ…クロースも完敗を認める「スペインが教示してくれた」

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ドイツ代表MFトニ・クロース

 ドイツ代表MFトニ・クロースがスペイン戦0-6の大敗を受け、落胆の言葉を口にした。

 現地時間17日に行われたUEFAネーションズリーグ、グループA4第6節スペインvsドイツは6-0という大差で決着した。第5節終了時点で首位に立っていたドイツにとっては、スペイン戦引き分け以上で首位での勝ち上がりが決まる状況だったが、最終節でひっくり返され2位転落となった。

 またこの試合ではボール支配率70-30%、シュート本数22-2(枠内10-0)というスタッツで終わり、ドイツにとっては内容でもスペインに圧倒される結果となった。

 試合後、この一戦でフル出場したクロースは「スペインはドイツに対して、どうプレーすべきが教示してくれた」と述べ、完敗を認めた。『ARD』がその言葉を報じている。

「こんなに痛みを伴う結果になるとは。ディフェンスでは何をしようとしてもうまくいかなかった。スペインはパス回しでどうゲームを運ぶべきか、その方法を教えてくれた」

 同じくフル出場したFWセルジュ・ニャブリも「今夜はあらゆることがうまくいかなかった。このような内容だし、スペインの勝利は当然の結果だったと思う。スペインはシンプルにうまくゲーム運びをした。僕らは本当に惨憺たる内容だったね。自分たちが今どういう状況にあるのか、今一度見つめ直す必要がある。これからの時間を最大限に活用しなければ」と危機感をあらわにした。

 ヨアヒム・レーブ体制のドイツ代表が敗れたのは2019年9月、オランダ戦(2-4)以来の黒星。なお『DW Sports』によるとドイツ代表としてここまで大差で敗れたのは1931年に行われたオーストリア戦の0-6以来、89年ぶりのこと。

 ドイツ代表が最後に6失点を喫したのは旧西ドイツ時代、1958年のスウェーデン・ワールドカップ3位決定戦のフランス戦(3-6)以来62年ぶり。ドイツにとってスペイン戦6失点黒星は歴史的な屈辱となってしまった。

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