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元神戸監督のフィンク氏、日本のサポーターを絶賛「アグレッシブな雰囲気は感じたことない」

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ヴィッセル神戸監督のトルステン・フィンク

 元ヴィッセル神戸監督のトルステン・フィンク氏がフランスのボルドー専門サイト『LEERO SPORT NEWS』のインタビューに応じ、その中で日本での日々を語った。

 神戸を率いた頃から古豪ボルドー行きも取り沙汰されていたフィンク氏。インタビューでは現役時代、カールスルーエ選手としての、当時ジネディーヌ・ジダンやクリストフ・デュガリー、ビセンテ・リザラズらフランス代表のレジェンドたちがプレーしていた同クラブとの対戦を回想。クラブの歴史に触れながら、「ボルドーは毎年のように欧州コンペティションに出場しなければいけないチームだ」と語っている。

 一方、フィンク氏は2019年6月から今年9月まで指揮を執っていた神戸についても言及。日本でのサッカー文化について問われると、「たくさんの優れたレベルの選手たちがプレーする、大きなサプライズを与えてくれた国だ。サッカーはしっかりと定着しているが、あそこではナンバー1の競技は野球だね」と返答。「友情と良い思い出しかないよ。アグレッシブな雰囲気は感じたこともない。むしろ逆だね。人々はスタジアムに向かい、ずっと応援してくれる。とても良いフィーリングだった」と続けた。

 また、アンドレス・イニエスタらスターたちとの仕事について聞かれたフィンク氏は「彼らは確かに国際級のプレーヤーたち」とコメント。「このようなチームの監督としては、選手たちがたくさんの知識を持つだけに、パスやシュートを教えることはない。アンドレスなんてもうすべてを知り尽くしているからね」と認めると、「ただ、大事なのはグループを作ること、良い関係性を築き上げて、メッセージが伝わるようにしなければならない」とその難しさについても説明した。

「(メンバーのレベルの高さにより)要求されるレベルも高くなる。グランドにこのような選手たちがいれば即興で練習メニューを考えることなんてできない。すべてにおいて本当にじっくり考えて、彼らのレベルを計算に入れなければならない。そうしないと、すぐにも分かるからね」

「上手く一緒にやれたと思うよ。私が離れる時、アンドレスからもらった言葉は今でも誰にも言わず大切にしている。とても感動した。彼のような人物からなので尚更にね。みんなとも良い関係のまま別れることができた。神戸での経験は素晴らしかったよ」

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