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日程に苦言も拍手続けたサポーターに感謝するネルシーニョ監督「何よりの後押し」

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新型コロナ感染から復帰を果たしたネルシーニョ監督

[11.21 J1第28節 柏1-2鳥栖 三協F柏]

 新型コロナウイルス陽性者の発生を受けて、試合は延期、活動を休止していた柏レイソル。コンディションや試合勘の低下は予想されたが、鳥栖のアグレッシブなサッカーにのまれて前半はシュートゼロ、防戦一方の展開になった。「前半チームが機能しないということは予想内」というネルシーニョ監督は、ハーフタイムに「もう少し落ち着いてシンプルにやろう」と選手たちを鼓舞した。

 後半にパスミスからFW林大地に先制点を献上すると、MF本田風智にリードを広げられてしまう。それでも、次々と交代のカードを切ると、MF神谷優太、FW瀬川祐輔、FW呉屋大翔が積極的にボールに絡み、33分のFWオルンガのシュートを皮切りに、その後15分ほどは柏がペースを握った。「ゲームの流れの中でテンポをこちらに向けるという狙いをしっかり理解して入ってくれた」(ネルシーニョ監督)。FWオルンガが1点を返し、ラストプレーのDF山下達也のヘディングシュートまで、得点のにおいを感じさせたものの勝ち点を得ることはできなかった。

 敗戦後、指揮官は「ここで言い訳じみたことは言いたくない」と前置きしつつも、「今日の試合が開催されることの決定に対して大変遺憾に思っています」と怒りを隠さなかった。柏が通常のトレーニングを再開させたのは、鳥栖戦の3日前となる18日のことだったからだ。

 8月に新型コロナウイルスの影響で公式戦5試合が延期・中止となった鳥栖の金明輝監督は、「いいふうに言えばフレッシュに、ポジティブに。ネガティブな部分は試合感、コンディショニング」と自チームの経験を語ったが、柏にとってはそのネガティブな部分が出てしまった試合だった。

 そんな苦境下でも、黄色いサポーターは選手たちの背中を押し続けた。オルンガのシュートはサイドネットを揺らしてしまったが、大きな拍手がスタジアムを包んだ。「敗戦を喫しても温かい拍手で選手たちを送り出してくれた。ありがたいし、何よりの後押しになる」。ネルシーニョ監督はサポーターへの感謝の言葉を並べる。「一丸となって困難を克服していく。サポーターのみなさんと喜びを分かち合う日がくることを願っています」と勝利を届けることを誓った。

(取材・文 奥山典幸)
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