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「なんて日だ!」…ドルトFWムココ、15年間破られなかった記録を更新

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ドルトムントFWユスファ・ムココ

 前日に誕生日を迎えたばかり。16歳となったばかりのドルトムントFWユスファ・ムココは、翌日にブンデスリーガ最年少出場記録を更新することになった。

 2004年11月20日生まれ、カメルーン出身のムココは11歳からドルトムントの下部組織でプレー。12歳でブンデスU-17、14歳にはブンデスU-19でゴールを量産するなど、飛び級カテゴリーで爆発的な得点力を発揮してきた。

 2018-19シーズンはブンデスU-17で25試合46得点と、驚異的な数字を残してクラブ記録を打ち立てると、2019-20シーズンは15歳ながらもブンデスU-19を主戦場とし、20試合出場34得点で再びリーグ新記録を樹立。また、今年2月には15歳にしてU-19ドイツ代表メンバーにも招集されている。

 ブンデスリーガは今年4月、2020-21シーズンからリーグ出場可能な年齢制限を17歳から16歳に引き下げた。11月20日に16歳の誕生日を迎えたムココは、翌17日に開催されたブンデス第8節ヘルタ・ベルリン戦の後半40分にFWアーリング・ハーランドに代わってピッチへと送り込まれ、史上最年少となる16歳1日でのデビューを飾ることになった。なお、チームはホーランドの4得点の活躍で5-2の勝利を収めている。

『キッカー(日本語版)』によると、ムココは試合後に自身のインスタグラムを更新し、「なんて日だ! デビューが叶って嬉しいけど、それよりも嬉しいのは勝ち点3を得られたことだよ。この気持ちは言葉では表現し切れない。本当にありがとう!」と喜びを表した。

 また、それ以前に最年少記録を保持していたのは、05年8月6日に16歳335日でデビューしていた元ドルトムントのMFヌリ・サヒン(現アンタルヤスポル)。「15年間破られなかった記録だったけど、この記録を破るのがユスファ・ムココであることは明らかなことだった。更新した選手がドルトムントの選手であることを嬉しく感じるよ」と“後輩”に賛辞を贈った。

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