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「年俸70億円のC・ロナウドを連れてくる者は…」元ミラン幹部がスター選手に持論

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FWクリスティアーノ・ロナウドとFWズラタン・イブラヒモビッチ

 元ミランCEOのアドリアーノ・ガリアーニ氏がイタリア紙『リーベロ』のインタビューに応じ、ユベントスに所属するFWクリスティアーノ・ロナウドやミランのFWズラタン・イブラヒモビッチなどについて語った。

 ガリアーニ氏はかつて、ミランの名物会長として親しまれたシルヴィオ・ベルルスコーニ氏の右腕として活躍。1986年から長年にわたってミランに尽力し、イタリア国内だけでなくヨーロッパや世界のタイトルを獲得するなどクラブの黄金期を支えた。

 現在、セリエBモンツァのCEOとして再びベルルスコーニ氏とタッグを組むガリアーニ氏は、近年に高騰する選手の年俸について言及。インテルCEOのアレッサンドロ・アントネッロ氏は「クラブにとって持続不可能。サッカー界が生き残るためには上限が必要」などと訴えるが、元ミラン幹部は高額年俸の選手を歓迎し、持論を展開した。

「6000万ユーロ(約74億円)の年俸を受け取っているのは、C・ロナウドただ1人。しかし彼は2800万ユーロ(約35億円)もの税金を納め、イタリアで消費している。C・ロナウドのような選手を連れてくる者は国に貢献していると言える。金持ちは経済に良い効果をもたらす」

 今シーズン、アンドレア・ピルロ指揮下で4位と出遅れている王者ユベントスだが、ガリアーニ氏は問題視していない。「C・ロナウドがいれば、クロトーネにもベローナにも勝てただろう。それにピルロは宿命を背負う存在。才能があり、カルチョのことなら何でも知っており勤勉だ。失敗しないだろう」と予想した。

 続いて、元ミラン幹部は39歳ながらも活躍を続けるイブラヒモビッチについて語った。

「彼は計り知れないほどの選手だよ。バロンドールを獲得したことがないのは、C・ロナウドと(リオネル)メッシの二元論に巻き込まれてしまったからだ。こうした考え方がある中で食い込んでいくのは難しい。それからチャンピオンズリーグで優勝する必要もあるがね」

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