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仏で発生した警官による暴行事件に…ムバッペら代表選手が怒りの声「人種差別はやめろ」

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 フランスで発生した警察官による黒人男性への暴行事件について、キリアン・ムバッペらが怒りの声を上げた。

 先日『Loopsider』が、監視カメラの映像として公開して発覚した今回の事件。フランスの音楽プロデューサーであるミシェル氏が自身のスタジオに入る際、3人の警察官から素手や警棒で殴られるショッキングな映像がSNSで拡散された。ミシェル氏は暴行や警官の指示に従わなかったとして一度逮捕されたが、検察は逆に職務中に暴力を働いたとして、警官たちの捜査を開始。事件に関わった3人は職務停止処分を受け、ミシェル氏は拘束から48時時間後に解放されている。

 ミシェル氏は「怖かった。今日が最後の日だと思った。何もしていないと叫び続けたが、地面に伏せろと怒鳴られ続けた」と語っている。フランスでは24日、勤務中の警官の顔を撮影および拡散することを禁止する法案が議会で可決され、市民の間に不安が広がっていた。そんな中での今回の事件に、フランス代表選手たちも怒りの声を上げている。

 ムバッペは自身のSNSに、「耐えられないビデオ、受け入れられない暴力」とし、「僕のフランスは混ざり合っていて、虹のようだ。人種差別はやめろ」と差別に反対するメッセージを綴っている。

 またアントワーヌ・グリーズマンは「僕たちのフランスが傷ついている」と投稿。そしてバンジャマン・メンディも「動画がなければミシェルはどうなっていただろう? 僕らは宣誓の下、警察を信じたいと思うだろうか?」と、今回の事件に反応している。

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