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“神の手”失点のシルトン氏、マラドーナ氏の訃報に「偉大なフットボーラー…だが模範的ではなかった」

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86年ワールドカップ準々決勝で“神の手”ゴールを決めたマラドーナさん。GKはピーター・シルトン氏

 元イングランド代表GKピーター・シルトン氏が、ディエゴ・マラドーナ氏の訃報を受けて、見解を示した。

 1986年のワールドカップ準々決勝で「神の手」「5人抜き」でゴールを許したことでも知られるシルトン氏は、マラドーナ氏に対して長年わだかまりがあったようだ。

 イギリス『デイリー・メール』のコラムでシルトン氏は「彼は確かに偉大な選手だった」と語りつつも、伝説のプレーについて、いまだに不満を抱いていると明かした。

「マラドーナはスポーツマンとしては模範的かと言ったらそうではなかった。あのゴールは正当なものではなかったのは明らか。そして彼は自らのズルについて“神の手”という言葉を使ったね。明らかに良くないことだし、フェアではなかった」

「彼は偽りのゴールを喜んだ。それについてその後謝ることもしなかった。あのワンプレーはその後も長年、私の頭を悩ませるものとなった」

 現在71歳のシルトン氏はマラドーナについて恨み節を口にしながらも、60歳で他界したアルゼンチンのレジェンドを偲んだ。

「だが、マラドーナは私が対戦した中で、最も偉大なフットボーラーであったことは疑いようがない。彼が若くしてこの世を去ったことを残念に思っている。やっぱりそれは悲しいことだよ。彼の家族にお悔やみを申し上げたい」
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