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個人練習再開の宮市亮の復帰時期は? ザンクト・パウリ監督は慎重な姿勢

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戦列復帰が待たれるFW宮市亮

 ブンデスリーガ2部ザンクト・パウリのティモ・シュルツ監督は、FW宮市亮が年内に復帰する可能性は低いと考えるようだ。26日のリモート会見で語っている。

 宮市は今年5月末に行われた昨季の第29節カールスルーエ戦をひざの問題で欠場すると、先発した翌節のボーフム戦(6月5日)では内転筋の痛みを訴えて後半に途中交代。以降、今夏のプレシーズン中に一時は紅白戦に出場するなど復帰に近づいていると伝えられながらも戦列離脱が続き、10月にはクラブのアンドレアス・ボルネマンSD(スポーツディレクター)がさらなる離脱の長期化を示唆していた。

 そんな宮市だが、先日には個人練習を再開したとのこと。アスレティックトレーナーや同じくリハビリ中のチームメイトとともにランニングや軽いシュート、パスやヘディング、最後にはボールをクロスバーに当てるゲームのメニューをこなし、ドイツ誌『ビルト』は「リョウ・ミヤイチの笑顔が戻ってきた!」と報じていた。

 一方で、会見で記者に宮市の状態について問われたシュルツ監督は慎重な様子。「確かに痛みはもう感じていないし、これから継続的に負荷を上げていくつもりだ。ただ、『我々の考えるプラン』と言えるのはそれだけ。『再来週はこれに取り掛かり、4週間後にはあれに取り組む』とかはまったく言えない」と明かすと、復帰時期については「正直、クリスマス前までには戻って来れないと考えている。チームトレーニング、実戦もまだだからね」と認めた。

 また、シュルツ監督は「もちろん、我々はリョウの復帰を待ち望んでいる。我々に非常にポジティブなものをもたらす選手だよ」と話しつつ、「だが、彼を急かさないで一歩一歩と前進させることこそベストだと考える」と説明。「彼はここにいて、しっかりと働き、とても一生懸命だ。すごく久しぶりに痛みが日々を過ごしており、それが続くことを私は祈っている」と語っていた。

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