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まさに自滅…ミスから2失点のR・マドリー、早くも今季3敗目で首位争いから後退

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アラベスはFWホセルが追加点

[11.28 ラ・リーガ第11節 R・マドリー1-2アラベス]

 ラ・リーガは28日、第11節を各地で行い、レアル・マドリーアラベスに1-2で敗れた。前後半の立ち上がりにそれぞれミスから失点を喫し、後半終了間際に1点を返したものの、今季10試合終了時点で早くも3敗目。首位集団を構成するソシエダ、アトレティコ・マドリーとの勝ち点差が6に広がり、優勝争いから一歩後退した。

 R・マドリーは現在、チーム内で離脱者が続発中。この日もベンチ入りメンバーは12枠のうち8枠しか使用せず、大黒柱のDFセルヒオ・ラモス、エースストライカーのFWカリム・ベンゼマ、不動の右サイドバックのDFダニエル・カルバハル、進境著しいMFフェデリコ・バルベルデを欠く中での一戦となった。

 試合は前半4分、思わぬ形で動いた。R・マドリーはDFマルセロが自陣左サイドからGKティボー・クルトワへのバックパスをミスし、アラベスが右コーナーキックを獲得。FWルーカス・ペレスのキックにファーサイドのDFビクトル・ラグアルディアが頭で合わせると、これがDFナチョ・フェルナンデスの腕に当たってPKの判定が下された。キッカーはL・ペレス。これを落ち着いて決め、アラベスが先制に成功した。

 その後はR・マドリーがボールを握るものの、アラベスが4-4-2の守備ブロックで固く守るという展開。さらに前半28分、FWエデン・アザールの負傷により早くもFWロドリゴ・ゴエスが投入された。徐々に圧力を高めたR・マドリーは39分、敵陣深くでのボール奪取からMFトニ・クロースがシュートを狙うもGKフェルナンド・パチェコがビッグセーブ。40分、FWルーカス・バスケスのクロスに合わせたFWマリアーノ・ディアスのヘッドも枠を外れ、前半は1点ビハインドで終えた。

 後半こそ反撃に出たいR・マドリーは立ち上がりから攻勢を強めたが、またしても思わぬミスから失点を喫した。4分、DFラファエル・バランからのバックパスを受けたクルトワがMFカゼミーロへの縦パスを選択すると、コースを読んでいたFWホセルがこれをインターセプト。無人のゴールにコントロールシュートを流し込まれ、2点差がついた。クルトワは前半にビッグセーブでチームを救っていたが、悔やまれる自滅となった。

 R・マドリーは後半17分、最終ラインの背後へのミドルパスからL・ペレスに抜け出されたが、1対1で迎えたシュートはクルトワがスーパーセーブ。24分にもL・ペレスの裏抜けを許すも、ホセルのシュートは枠を外れた。一方、肝心の攻撃では途中出場のFWビニシウス・ジュニオール、L・バスケスが良い位置でシュートを放ちながらも得点につなげることができない。

 後半38分、R・マドリーはマリアーノがGKのポジションを外した完璧なヘディングシュートを放ったが、ゴールライン上に立っていたアラベスのDFフロリアン・ルジューヌが神がかり的なクリア。41分、右コーナーキックを起点とした波状攻撃からカゼミーロが決め、ようやく1点を返した。だが、ラストプレーのMFイスコのミドルシュートはクロスバーに阻まれ、同点とはならず。痛い今季3敗目となった。

●ラ・リーガ2020-21特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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