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ACL組に朗報か…Jリーグが“帰国後14日間”について政府と交渉へ「トレーニングができるかを確認したい」

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Jリーグの村井満チェアマン(オンライン会議アプリ『Zoom』のスクリーンショット)

 Jリーグの村井満チェアマンは30日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場チームがカタールからの帰国後14日間の待機期間を過ごす際、トレーニングが実施できるよう関係機関と調整していることを明かした。

 村井チェアマンは同日、日本野球機構(NPB)と共同で開いている第21回新型コロナウイルス対策連絡会議に出席。終了後にオンライン会見を行い、待機期間に「トレーニングができるか、あるいは試合のできる環境整備ができるか」を協議するため、独自方針をまとめる作業に入っていると説明した。

 今後、外務省や法務省、厚生労働省、スポーツ庁といった関係機関と協議を進める予定。現状はカタール出国前や帰国後空港での検査体制をはじめ、一般社会との交流を行わない帰国後の感染防止対策など、「詳細に詰めた内容を準備している」段階だという。

 村井チェアマンは「14日間の待機期間が緩和されたり、短くなるものではなく、どのように安全に運用していくかを示しながら、トレーニングができるかを確認して参りたい」とコメント。すでに五輪出場選手は政府から練習の認可が出ていることにも触れつつ、「Jリーグチームの中にも五輪出場予定の選手が含まれており、オーバーエイジの可能性もある中で峻別は難しく、引き続き交渉していきたい」と述べた。

 ACLは今月下旬から、カタールで開催中。日本からはFC東京横浜F・マリノスヴィッセル神戸の3チームが参戦している。大会は12月4日までグループリーグが行われた後、決勝トーナメントは同19日に決勝戦を予定。各チームは敗退するか、決勝戦を終えた後、順に帰国する。

 一方、J1リーグの最終節も12月19日に予定されている。ACLを敗退した場合も帰国後14日間の待機期間が政府から定められているため、各クラブは一部選手を日本国内に残して2チーム編成を準備中。だが、FC東京が来年1月4日にルヴァンカップ決勝を控えるなど、カタールに滞在した選手が引き続き試合に出場する可能性もあることから、帰国後のトレーニング継続が大きな焦点となっている。

(取材・文 竹内達也)
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