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[球蹴男児U-16]交代出場1分後に左足一閃!東福岡は中体連出身の強力FW田中雷が決勝ゴール

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後半21分、決勝点を決めた東福岡高FW田中雷がチームメートの祝福を受ける

[11.29 球蹴男児U-16リーグプレーオフ 東福岡高 3-1 鹿児島城西高 大津運動公園]

 交代出場のストライカーがポテンシャルの高さを示し、決勝点を決めた。東福岡高は1-1に追いつかれた直後の後半20分、FW田中雷(1年)を投入。すると、その1分後、田中がファーストプレーでゴールを奪う。

 敵陣でインターセプトしたCB吉田大晃(1年)がすぐに左前方の田中へボールをつける。田中は前向きな形でコントロールしてDFをかわすと、そのまま縦へ持ち出して左足シュートを決めた。

「いつもは背負う時に足下で止めてしまって取られることが多くて、それをなくすために身体で触らずに前向いて、得意な形で決められたので良かったです。(出場直前に追いつかれてしまったが、)自分が入って流れを変えようと思って、それで得点が獲れたので良かったです」と田中。咄嗟の判断と身のこなし含めて素晴らしいゴールだった。

 福岡市立東光中出身の田中は、スピードとフィジカル、決定力に自信を持つ180cmのストライカー。この日は決勝ゴール以外にもフィジカル能力の高さを活かしたボールキープからパワーショットを撃ち込むシーンがあった。

「全国に行って優勝する時に自分が得点王になりたい。東福岡はプロを多く輩出しているので自分もなりたい。あとは各年代の代表に入って将来A代表になれるように」という大きな目標を持って東福岡へ進学した。

 平岡道浩コーチは経験を重ねることや、できることを増やすことを求めるが、「能力は高いです」と期待。まずは1年生チームで先発を勝ち取り、「自分が点を獲って勝たせる」FWになることを目指す。

(取材・文 吉田太郎)
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