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[球蹴男児U-16]「自分たちの課題」。鹿児島城西はMF小堀ゴールで追いつくも、全国届かず

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後半20分、鹿児島城西高はMF小堀優翔のゴールで追いついたが…

[11.29 球蹴男児U-16リーグプレーオフ 東福岡高 3-1 鹿児島城西高 大津運動公園]

 鹿児島城西高は後半20分に同点ゴール。堅守・東福岡高の守りを左サイドからのパスワークで崩し、最後はゴール前のこぼれ球をMF小堀優翔が「GKの位置を良く見て」右足でゴールへ流し込んだ。

 だが、チームは直後に失点。37分にエースFW前田隼希が放った決定的なヘッドが相手GK須田純弥のビッグセーブに阻まれるなど2点目を奪うことができなかった。ハイプレスや、MF岡本昂典、MF原田天ら突破力のある選手たちを活用したオープン攻撃などで東福岡を苦しめたことは確か。だが、立ち上がりの不用意な失点や、チャンスで決めきれなかったことが敗因になってしまった。

 小堀は「一年間見ても良い試合ができたと感じていたんですけれども、最後の場所でしっかり終わりきれないのが自分たちの課題だと思います」と反省。自分たちの弱さを見直し、内容をしっかりと結果に結び付けられるチームになる。

 中盤の要を担った小堀は相手の重心を見てドリブルで剥がすことや、長短のパスなど状況に応じたプレーをできることが特長。「もっと中盤で受けたりして、今日も関わる回数が少なかったので、もっと自分が中盤でかかわってゲームを組み立てないといけない」と引き締めた。

 そして、「選手権優勝を目指して城西に入ってきたので、2年生でスタメンに入って選手権で優勝できたら良い。将来の目標は子どもたちに憧れられるような選手になりたい」。あと一歩で全国大会出場を逃した悔しさを糧に、チームメートたちとともに成長を遂げる。

(取材・文 吉田太郎)
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