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[球蹴男児U-16]驚異の4戦11発もプレーオフは悔しい無得点。鹿児島城西FW前田はより決定力磨いて先輩に近づく

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前半34分、鹿児島城西高のエースFW前田隼希が強引に前に出てシュート

[11.29 球蹴男児U-16リーグプレーオフ 東福岡高 3-1 鹿児島城西高 大津運動公園]

 鹿児島城西高FW前田隼希の連続ゴールは、プレーオフでストップ。前田は「決め切るところで決めないと、勝てないということが今日は良く分かりました」と唇を噛んだ。

 前田は球蹴男児U-16リーグ初戦の日章学園高戦で1ゴールを決めると、続く神村学園高とのライバル対決で2ゴール。2-1での逆転勝ちに貢献し、続く鹿児島実高戦(4-2で勝利)でも2ゴールを決めた。そして鵬翔高との最終節では驚異の1試合6ゴール。4戦11発という活躍でチームのプレーオフ進出に貢献した。

 この日、対戦した東福岡高の選手たちも前田を警戒していたことを明かす。その中で前田は鋭い抜け出しやドリブルシュートで相手ゴールを脅かし続けた。だが、後半14分にループシュートでゴールネットを揺らしたシーンはオフサイドの判定。前半34分の左足シュートや後半37分の決定的なヘッドはU-15日本代表候補GK須田純弥に阻まれた。

「(後半のヘッドは)ちょっとGKとか位置とか見て打っていれば入ったと思います。最初は東福岡という名前にちょっとビビっていたところがあったんですけれども、やればやるほど通用したので、これからもどんどん挑戦していきたいです」

 Aチームの一員として選手権予選決勝のピッチに立つなど、期待の1年生ストライカー。抜け出しからのシュートや推進力といった特長を示した一方で課題を「決定力」と認めた背番号9は、努力を続けて目標の先輩FW大迫勇也(ブレーメン)に少しでも近づく。

(取材・文 吉田太郎)
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