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遠藤航にドルトムントやアーセナルでプレーする可能性があった…シュトゥットガルトSDが明かす

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 シュトゥットガルトの日本代表MF遠藤航は過去に、ドルトムントアーセナルが獲得に動く可能性があったようだ。現所属クラブのスベン・ミスリンタートSD(スポーツディレクター)が明かした。

 昨夏ベルギーのシントトロイデンから加入した遠藤は1部昇格組シュトゥットガルトの中盤においてもはや不可欠な存在としての地位を確立。デュエル数、デュエル勝率といった個人スタッツでブンデスリーガ首位の数字を叩き出している上、攻撃面でも精度の高いフィードなどで貢献する日本代表MFは、周囲からの絶賛が止まらず、スカウト時代から“ダイヤモンド・アイ”との異名で知られるミスリンタートSDの手腕を象徴する選手の1人と見られるようになっている。

 そして、同SDはインタビューを受ける際には必ず遠藤に関する質問も投げかけられることに。ドイツ『SWR』のスポーツ番組に出演した時にも「一番目覚ましい成長を見せるのはブンデスリーガで145本のデュエルを制し、最もデュエルに長けているワタル・エンドウだと思うが、どうやって彼を見つけたのか」と問われている。すると、ドルトムントやアーセナルでチーフスカウトを務めてきた同SDは次のように語った。

「ワタルのことは結構前から知っていたよ。元はと言えば、ドルトムントやアーセナルでも彼のことをバックアップとして検討していたんだ。だが、彼はベルギーの比較的小さなクラブに移籍し、幸いなことにそこでは彼が輝く守備ラインの前の中央の位置で起用されなかった。それで彼を低めな額の買い取りオプション付きでレンタルするチャンスが浮上し、私は早い段階からシュトゥットガルトとしては良い補強になるという判断に至った」

「面白いのは、彼が最初の(先発出場した)試合だった、我々が勝ったカールスルーエとのダービーマッチでまさに今もブンデスリーガで続けているプレーを見せていたことだ。レベルが変わっても、(それをできることに)私はもはや驚きを感じないよ。彼は我々のボディーガードであり、オレル・マンガラとともにセントラルMFの心臓なのだからね。オレルも含めて言うべきだと思うが、彼ら2人は素晴らしく働いており、現在うちで起こっていることにおいてものすごく重要なファクターだよ」

 遠藤は2011年1月に湘南ベルマーレのトップチームに昇格し、16年1月からは2年半浦和レッズでプレー。09年9月~17年11月までドルトムントで、17年12月~19年2月までアーセナルでチーフスカウトだったミスリンタートSDだが、遠藤がいずれかに加わっていた場合、どのようなキャリアを過ごしていたのだろうか。

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