beacon

シャフタールがまたも金星!! R・マドリーが史上初のグループリーグ敗退危機、最終節残してB組3位転落

このエントリーをはてなブックマークに追加

[12.1 欧州CLグループB第5節 シャフタール2-0R・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は1日、グループリーグ第5節を各地で行い、B組のレアル・マドリー(スペイン)がシャフタール(ウクライナ)に0-2で敗れた。開幕節に続いて、同カード対戦でまさかの2連敗。最終節の結果次第では、史上初のグループリーグ敗退となる可能性が出てきた。

 ここまで2勝1分1敗でグループ2位のR・マドリーはこの日、エースのFWカリム・ベンゼマが11月8日のラ・リーガ第10節バレンシア戦(●1-4)以来、公式戦4試合ぶりに戦線復帰。MFマルコ・アセンシオ、FWロドリゴ・ゴエスとともに3トップを構成し、開幕節で2-3の敗戦を喫したウクライナ王者とのアウェーゲームに臨んだ。

 試合は立ち上がりからR・マドリーが主導権を握る中、前半20分過ぎにシャフタールにアクシデント。ドリブルで前進しようとしたFWジュニオール・モラエスがDFラファエル・バランと激突して膝を痛め、MFデンティーニョとの交代を強いられた。それでもR・マドリーはDFナチョ・フェルナンデスやアセンシオに得点チャンスが訪れるも、決め切れないまま無得点でハーフタイムを迎えた。

 すると後半、シャフタールが試合を動かした。12分、MFマルロスの縦パスがMFビクトル・コバレンコの足元に入ると、ワンツー気味にエリア内へ侵入したマルロスへリターンパス。このトラップは浮いてしまい、ボールが流れるかと思われたが、R・マドリー守備陣が譲り合ってクリアできず、後方から走り込んできたデンティーニョがワンタッチで押し込んだ。

 そこからはシャフタールがボールを握り、R・マドリーはなかなか良い形で攻撃に出られない時間帯が続く。そこでR・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は32分、ベンゼマ、ロドリゴ、MFマルティン・ウーデゴーアの3枚を一気に下げ、FWマリアーノ・ディアス、FWビニシウス・ジュニオール、MFイスコを投入。攻撃陣にフレッシュな選手を並べた。

 ところが、次に得点を奪ったのもシャフタールだった。後半37分、中盤を起点としたカウンターから途中出場のMFマイコンがサイドチェンジを送ると、左サイドのMFマノル・ソロモンがドリブル突破を開始。猛スピードでエリア内まで切れ込み、細かいステップから小刻みにカットインすると、最後は強烈なシュートをニアポスト脇に突き刺した。

 試合はそのままタイムアップ。勝利したシャフタールが勝ち点7でR・マドリーに追いつき、当該対戦成績の結果により2位に浮上した。一方、3位に転落したR・マドリーは最終節に控える首位のボルシアMG戦の結果次第で、史上初の欧州CLグループリーグ敗退の危機となった。なお、同組の今節ボルシアMG対インテル戦は日本時間午前5時にキックオフする。

●チャンピオンズリーグ(CL)20-21特集

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP