beacon

興國高から4人目の横浜FM内定!快足MF南拓都は先行く3人を「追い越していけるように」

このエントリーをはてなブックマークに追加

横浜F・マリノスへの加入が内定したMF南拓都

 横浜F・マリノスは3日、興國高(大阪)のMF南拓都(3年)が2021年シーズンから加入することが内定したと発表した。横浜FMは今年2月に興國のGK田川知樹(3年)とCB平井駿助(3年)、そしてFW樺山諒乃介(3年)の加入内定を発表しており、同一高校から同時に4選手を獲得するのは異例中の異例。横浜FMはユースチームのGK寺門陸(3年)、MF植田啓太(3年)、FW津久井匠海(3年)の昇格が決まっており、7人目の加入内定選手となった。

 50m走5秒9の快足MF南は、昨年から“大阪の育成軍団”興國でレギュラー。得意としているのは右SBだが、左サイドでも、ウイングとしても圧倒的なスピードを活かした突破で違いを生み出すことができる。対応力も備えているが、やはり目立つのは身体能力の高さ。興國の体育大会で実施された徒競走では、在校生男子2000人を超える興國で“ナンバー1”に輝いたほどのスピードの持ち主だ。

 横浜FMは興國の田川、平井、樺山をチェックした際に他の才能も確認。発表こそ12月になったが、内野智章監督によると横浜FMの南に対する評価は早い段階からかなり高かったようだ。指揮官は横浜FMへ4人が進むことについて「異例中の異例でしょう」と驚き、内定を得た南も「正直(内定を)もらえるとは思っていなかった」とコメント。そして、南は「僕も行って4人なので。最初3人行っただけでも自分も驚きましたし、マリノス行っても知り合いが頑張っている姿を見れるので、刺激にはなるかなと思います」と語った。

 南は先に内定を得て長期の練習参加をしていた3人に追いつき、追い越すことを目指している。「3人に比べて実力もまだまだですし、技術的にも経験値的にもまだまだなので、そこはしっかりと追いついて追い越していかないと。身近な3人を追い越していかないとやっていけないと思うので、しっかりと追い越していけるようにやっていきたい」と誓った。

 金沢入りを決めてすでにJ2で出場を重ねるFW杉浦力斗(3年)を含む興國の同級生4人からは遅れたものの、チャンスでアピールをして勝ち取ったプロ入りだ。南は「(プロ入りを)目標として興國に入りましたし、それが遠くから行っている理由ですし、親への恩返しかなと思います」と口にする。三重県名張市の自宅から毎朝5時頃に出発し、片道約2時間かけて通学。送り迎えや食事面などでサポートしてくれた家族にプロ入りで応えた。

「プロになったことで一つの目標は達成されましたけれど、これが親孝行だとは思っていないですし、これがゴールだとは思っていないので、ここから自分が有名になっていくためにステップアップというのは考えて、昨年のJ1王者のチームなので厳しいチャレンジだと思うんですけれども、そこはしっかりと勝ち取って、次のチャレンジに行けるように頑張っていきたいと思っています」と力を込めた。

 南は横浜FMサポーターへ向けて「自分はスピードある部分を見て欲しいですし、攻撃はどこでも積極的に攻撃参加していくので、そういうところやハードワークするところを見て欲しいです」。横浜FMでもチームメートになる田川、平井、樺山や他のライバルを追い越し、ステップアップする。


★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2020シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
●[J2]第38節 スコア速報

TOP