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「日本がクラブW杯を育てた」5年ぶり日本開催でFIFA会長の言葉を田嶋会長が明かす

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オンラインブリーフィングを行ったJFAの田嶋幸三会長

 国際サッカー連盟(FIFA)は4日、オンラインで理事会を開き、2021年のFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)を日本で開催することを決定した。日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長は翌5日にオンラインでメディアブリーフィングを行い、JFA創立100周年を迎える2021年に日本でクラブW杯を開催できることを喜んだ。

 具体的な開催日程などは未定だが、従来通り12月に開催される見通し。田嶋会長は「E-1選手権、Jリーグ、天皇杯とも日程を調整しないといけないが、良い形でまとまればと思っている」と説明した。「欧州のカレンダーからすると、クリスマス前の週末で終わらないといけない」としており、2021年12月19日が決勝となりそうだ。

 原則2年に一度、東アジアの4か国が出場するE-1選手権が来年12月に計画されていたほか、来年11~12月には中東の12か国が出場するアラブカップもカタールで開催される予定となっており、今後具体的な調整に入る。

 日本でのクラブW杯開催は5年ぶり9度目。2021年大会は当初、出場チーム数を7から24に拡大し、6月17日から7月4日にかけて中国で開催する予定だった。しかし、新型コロナウイルスの影響でEUROやコパ・アメリカが同時期に延期されたこともあり、新方式での開催は見送られ、7チームが出場する現行方式での日本開催が決まった。

 2021年にJFAは創立100周年を迎える。来年5月21日に東京で予定されていたFIFA総会はオンライン開催に変更されることも発表された。田嶋会長によると、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は理事会で「日本がクラブW杯を育てた」と、その運営実績などを高く評価し、JFA創立100周年に「(クラブW杯を)日本に持って行きたい」とも話していたという。

(取材・文 西山紘平)

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