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レアルに続いてバルサも餌食に…昇格組カディスのジャイアントキリング再び!!

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ノーゴールに終わったFWリオネル・メッシ

[12.5 ラ・リーガ第12節 カディス2-1バルセロナ]

 ラ・リーガ第12節が5日に行われ、バルセロナは敵地でカディスに1-2で敗れた。昇格組のカディスは10月17日の第6節レアル・マドリー戦(○1-0)に続くジャイアントキリング。今季ホーム初白星を挙げた。

 14年ぶりの対戦となった両チーム。4-2-3-1でスタートしたバルセロナは、直近7試合で5ゴール2アシストと好調のFWアントワーヌ・グリーズマンをトップ下、3戦4発のFWマーティン・ブレイスウェイトを1トップに据え、右サイドハーフにFWリオネル・メッシ、左にMFフィリペ・コウチーニョを配置した。

 一方のカディスは4-1-4-1の布陣。ボールを握るバルセロナに対し、中央を固めて低い位置に構えつつ、左右の揺さぶりにも素早いスライドで対応していく。前半8分には右サイドバックのDFセルジーニョ・デストの背後を取った流れから左CKを獲得。キッカーのMFアレックス・フェルナンデスが右足でクロスを送ると、ニアのMFファリがフリックし、バルセロナDFオスカル・ミンゲサが頭でクリアしようとしたボールがゴールに向かう。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに弾かれるが、詰めていたDFアルバロ・ヒメネスが左足で蹴り込み、先制ゴールを奪った。

 前半31分にはDFマルコス・マウロが負傷でDFペドロ・アルカラとの交代を余儀なくされたものの、ディフェンスの強度を維持。リードを許したバルセロナは、グリエーズマンが中央を避けて外から打開を図るなど攻撃に変化をつけたが、前半は0-1で終了となった。

 バルセロナは後半開始からミンゲサに代えてMFペドリ、コウチーニョに代えてドリブラーのFWウスマン・デンベレを投入。ペドリがボランチに入り、MFフレンキー・デ・ヨングが1列ポジションを下げてセンターバックを務めた。

 すると後半12分、メッシが複数のマークを引き付けてPA内左のDFジョルディ・アルバにパス。J・アルバからのワンタッチの折り返しがアルカラの右足に当たってGKヘレミアス・レデスマの逆を突き、オウンゴールで1-1と同点に追いついた。

 不運な失点を喫したカディスだったが、後半18分に思わぬ形から勝ち越しに成功する。バルセロナの自陣左サイドのスローインでJ・アルバがDFクレマン・ラングレに下げると、ラングレが触らずにテア・シュテーゲンに任せようとしたところにFWアルバロ・ネグレドが詰め、ボールを奪取。無人のゴールに左足で流し込み、2-1とした。

 バルセロナは交代カードも使って攻撃の圧力を強めたが、カディスの堅い守備を崩せずに1-2でタイムアップ。リーグ戦2試合ぶりの黒星を喫し、早くも今季4敗目となった。ホームで金星を挙げたカディスは4試合ぶりの勝ち点3。暫定ながらUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位に浮上した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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