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あの“屈辱”に匹敵する? 痛恨ミスから金星献上のバルサにスペイン紙「長い間記憶されるだろう」

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カディスがバルセロナを相手に金星獲得

[12.5 ラ・リーガ第12節 カディス2-1バルセロナ]

 バルセロナは5日、ラ・リーガ第12節で昇格組カディスのホームに乗り込み、1-2で敗れた。痛恨のミスから与えた決勝点について、スペイン『マルカ』が「アンフィールドのCKよりもひどい?」と、2018-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝リバプール戦で喫した失点を引き合いに出して批判している。

 アウェー戦に臨んだバルセロナは前半8分、カディスの左CKからDFアルバロ・ヒメネスにこぼれ球を押し込まれ、先制ゴールを献上。後半12分にDFジョルディ・アルバの折り返しがオウンゴールを誘発し、一時同点としたが、同18分に軽率なプレーから勝ち越しを許してしまった。

 自陣左サイドのスローインからJ・アルバがDFクレマン・ラングレに下げると、ラングレが触らずにGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに任せようとするが、狙っていたFWアルバロ・ネグレドにプレッシャーをかけられる。テア・シュテーゲンはクリアを試みたものの、ネグレドにブロックされ、MFフレンキー・デ・ヨングのカバーも及ばずに無人のゴールに流し込まれた。

 同紙は「バルセロナはまたしても欠点を見せつけ、長い間記憶されるであろうゴールを決められてしまった。63分、ジョルディ・アルバが後ろにスローインを入れたが、ラングレはうまくコントロールできず、ネグレドのプレッシャーを受けて混乱。テア・シュテーゲンも危険な状況でクリアすることができず、デ・ヨングをかわしたカディスのストライカーが意のままにゴールを決めた」と失点シーンを振り返っている。

 続けて「そのゴールは、バルサのチャンピオンズリーグ敗退を意味するアンフィールドでのリバプール戦のゴールを思い出させた。これはアンフィールドでのゴールよりもひどい?」と疑問を投げかけた。

 バルセロナは敵地で行われた2018-19シーズンの欧州CL準決勝第2戦でリバプールに0-4で大敗し、2戦合計3-4の大逆転劇を許した過去がある。敗退の決め手となった4失点目は、リバプールの右CKの際にボールから目を離した隙を突かれた素早いリスタートからだった。当時4シーズンぶりのビッグイヤー獲得を阻まれた一撃に匹敵するミスだったと同紙は見ているようだ。

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