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直接CK弾も「自分なのか?」…千葉FW船山「喜んでいいのか分からない(笑)」

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[12.6 J2リーグ第39節 千葉 1-0 甲府 フクアリ]

 誰のゴールとなったのか、アナウンスされるまで分からない。そんな微妙なゴールだった。そして、スタジアムにスコアラーとしてアナウンスされたのは、ジェフユナイテッド千葉FW船山貴之の名前だった。

「自分のゴールと言っていいのか分からない」

 この試合唯一のゴールが生まれたのは後半11分だった。千葉が左CKを得ると、キッカーを務めた船山が右足のキックでゴール前に送る。ニアサイドにDF増嶋竜也、DF鳥海晃司、ファーサイドにDF新井一耀が飛び込むと、最終的にボールはゴールマウスに収まった。

 だが、誰もが苦笑しているようで、歓喜を爆発し切れていない。オーロラビジョンにゴールシーンが映されても、船山が蹴り出したボールが直接ゴールマウスに吸い込まれているようにも、飛び込んだ選手の誰かが触れたようにも見える。

 しかし、スコアラーとして船山の名前がアナウンスされ、公式記録にもしっかりと背番号10の名前が記されていた。「自分のゴールと言っていいのか分からなくて、喜んでいいのか分からない」と苦笑しつつも、ホームでの5試合ぶりの白星に「本当にホームで勝てて良かった」と安堵の表情を浮かべた。

(取材・文 折戸岳彦)
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