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初芝橋本の守備の柱・CB尾崎は選手権で仲間のために戦い抜き、ブレずに抱いてきた次の夢へ

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初芝橋本高のDFリーダーのCB尾崎功燿が相手の突破を阻む

[12.5 スーパープリンスリーグ関西13、14位決定戦 初芝橋本高 0-2 大阪産大附高 J-GREEN堺S5]

 0-2で敗戦した初芝橋本高だが、DFリーダーのCB尾崎功燿(3年)は空中戦や対人守備の強さを発揮。本人もチームの立ち上がり、共通理解の部分を指摘していたが、個人のパフォーマンスについては「強みの高さと1対1のフィジカルを使った強さは出せた。そこは絶対に負けたくない」と振り返った。

 特に登録184cmの高さを活かしたヘッドは印象的。交代出場ながら昨年のインターハイ8強を経験しているDFについては、阪中義博監督も「モノはある」と認める。最終学年になって落ち着いてプレーできるようになり、自分の力を発揮できるようになっているようだ。

 攻撃面での課題もあるものの、次のステージでも十分に活躍できそうな素材。だが、本人は「サッカーは高校で区切りとして、あとは夢へ向かってやりたい」と語る。尾崎の夢は消防士になることだ。幼い頃に消防出初式を見た時の感動や、友人の父親が消防士だったことなど触れ合う機会が多かったことも影響し、思い描いてきた将来は「ブレなかった」という。

 ポジションはずっとCB。仲間を支える、仲間のために戦うという姿勢を貫いてきた。「2年間全国に行けていないという気持ちがあったので、絶対に選手権勝つという意気込みの中でできた」という選手権予選でもその力を発揮して優勝。全国大会も仲間のために全力でゴールを守り抜き、一つでも多くの白星を勝ち取って次の夢へ向かう。

(取材・文 吉田太郎)
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