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バルサ戦を控えるピルロが悩めるメッシに言及「問題はメンタル面」C・ロナウドとの比較には「それは誤りだ」

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ユベントスを率いるアンドレア・ピルロ監督

 ユベントスは8日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループG第6節でバルセロナの本拠地カンプ・ノウに乗り込む。すでに突破を決めているチーム同士の首位通過を懸けた一戦を前に、アンドレア・ピルロ監督が相手エースのFWリオネル・メッシについて言及した。

 今夏にバルセロナ退団の意思を表明しながら残留を決断したメッシは、今季ラ・リーガで低迷するバルセロナの中で苦しい時期を過ごしている。

 スペイン『マルカ』によると、ピルロ監督はメッシの抱えている問題はスポーツ面というよりも、メンタル面の影響が大きいと考えているようだ。試合前の記者会見で次のように語っている。

「メッシは人生の中でも特別な時期を過ごしている。キャリアという意味ではなくてね。というのも夏に問題を抱えていたからだ。それはバルセロナに残るかどうかという話だった」

「だが、試合中は常にその価値を証明してきた。サッカー以上に、彼は心理的な問題を抱えている。だけどその件を深堀りしたくない。なぜなら私たちには関係ないことだからだ」

「メッシは並外れた存在であり、そのことを示してきた。バルセロナには浮き沈みがあるが、彼らは非常に良い試合をしてきたし、アイディアを実行できる監督がいる。彼らが危機に瀕しているとは思わない」

 ユベントスは10月28日にホームで行われたグループG第2節バルセロナ戦で0-2の完封負けを喫している。ピルロ監督は「非常に難しい試合になるだろう。私たちは苦しめられるはずだ。だが、チャンスもあるだろう。それをうまく利用しなければならない」と展望し、「失うものがあるわけではない。オープンな試合になるだろう。前回対戦でのミスは自覚している」と続けた。

 前回のバルセロナ戦ではFWクリスティアーノ・ロナウドが欠場。今節は2018年5月のエル・クラシコ以来、約2年半ぶりとなるC・ロナウドとメッシの対決の実現に注目が集まっている。2人の比較について聞かれたピルロ監督は「どちらの方がより優れていると言ってしまうのは誤りだ」と指摘し、「彼らは自分たちの才能を示し続け、バロンドールを2人で独占し、何百万人ものファンを楽しませている。彼らはサッカー界に多くの貢献をしてくれた」と両選手へのリスペクトを示した。

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