元男性の女子サッカー選手であるマラ・ゴメスが7日、アルゼンチン女子1部リーグのビジャ・サン・カルロスの一員としてラヌス戦でピッチに立ち、同リーグでプレーした初のトランスジェンダー選手となった。スペイン『マルカ』のアルゼンチン版など複数メディアが伝えている。

　現在22歳のマラ・ゴメスは性転換手術後、対応する許可を得るために努力を続け、4日に同リーグの公式戦出場資格を取得。背番号7を着けてスタメン出場し、試合は1-7で敗れたものの、新たな歴史の1ページを刻んだ。

　同紙によると、マラ・ゴメスは今回のデビューに際して「最初の瞬間から付き添い、支えてくれた人、信じてくれた人に感謝しています。機会を与えてくれたファン・クルス・ビターレ(DT)とビジャ・サン・カルロスにすべての感謝の気持ちを込めます。私の代理人であるロレーナ・ベルドゥラが、私のプロセスに多くの時間を割いて同行し、多くのことを教えてくれたことに感謝しています。そして、いつも抱きしめてくれて、力を与えてくれた家族に感謝しています」と語った。