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元伊代表GKパリュウカ、ルカクに苦戦の冨安健洋にエール「これも成長の一環」

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FWロメル・ルカクらと対峙したDF冨安健洋

 元イタリア代表GKのジャンルカ・パリュウカが7日、ボローニャの地元紙『コリエレ・ディ・ボローニャ』のインタビューに応じ、日本代表DF冨安健洋について見解を示した。

 昨季からボローニャで活躍を見せる22歳の冨安。1年目は右サイドバックを主戦場として戦ったが、今季からはシニシャ・ミハイロビッチ監督の意向により、センターバックとして挑戦を続ける。夏の移籍市場では、名門ミランも獲得に乗り出すなど、セリエAの若手注目株となった。しかし左センターサークルとして先発した5日のインテル戦(1-3)では、強力なフィジカルを誇るベルギー代表FWロメル・ルカクらに苦戦し、イタリア『メディアセット』などから「悪い意味で主役に。ルカクとの肉弾戦で一掃された」などと厳しい見解も寄せられた。

 そんな中、現役時代にインテルやボローニャなどで活躍し、現在はボローニャの下部組織でGKコーチを務めるパリュウカが22歳の日本代表DFに見解を示した。

「トミヤスは偉大なセンターフォワードが相手だと崩れる? 私は最初、ルカクがファウルを犯したのかと思ったよ。その後で見直すと、トミヤスは相手に食らいつこうとして地面に倒れ込んだようだった。これほどのFWと対峙するのは厳しいものだ。昨季は常に非常に素晴らしいパフォーマンスを示していたが、現在は好不調の波があるように見える。しかしこれも、成熟するための過程の一環なんだ」

 パリュウカはまた、インテル戦でのチーム全体のパフォーマンスにも言及。「インテルはもっと疲れているかと思ったが、良い試合をした。違った結果を望んでいたが、これほど相手が強ければ困難に陥るのも仕方がない。サンプドリアやクロトーネなどとの直接対決に勝利したことが重要だ」と述べた。

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