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清水DF吉本一謙が現役引退「家族に感謝を伝えたい」…FC東京、岐阜、水戸、福岡でプレー

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現役引退を発表した清水エスパルスDF吉本一謙(写真は昨季のもの)

 清水エスパルスは9日、DF吉本一謙(32)が2020シーズン限りで現役引退することを発表した。なお、12月16日のホーム最終戦終了後に引退セレモニーが行われることが併せて発表されている。

 07年にFC東京の下部組織からトップチームに昇格した吉本は、岐阜や水戸、福岡への期限付きを経て、昨季途中から清水に完全移籍で加入していた。

 吉本はクラブを通じて、以下のようにコメントしている。

「14年間のプロサッカー選手生活を引退することを決断しました。まずは選手として所属させてもらったFC東京、FC岐阜、水戸ホーリホック、アビスパ福岡、清水エスパルスの選手仲間や指導者、クラブスタッフ、サポーターの皆様、本当にありがとうございました。自分は怪我が多く、両膝合わせて10回の手術をしましたが、その都度辛かった時に頑張れたのは、皆様の支えや皆様が自分を信じてくれたからです。

 引退を決断したのは、自分が背中を見て育って来た偉大なる先輩達のように、毎日練習を休まず全力でプレーしてチームの見本となることと、自分自身が納得するプレーをすることが来年以降の自分には難しいと思ったからです。

 18歳のJリーグデビュー戦、前半29分で3失点して途中交代したあとに、これがあって良かったと引退する時に言えるような選手になろうと思って14年間プレーして来ましたが、今はこのデビュー戦のおかげで誰よりもチームの勝利にこだわるようになったし、誰よりもチームの為に戦って来たと胸を張って言えます。

 本当はもっとたくさん、それぞれのチームへの想いを伝えたいのですが、ここでは書き切れないので、自分のSNSなどで今後伝えさせてもらいたいと思います。

 最後にこのような場で大変恐縮ですが、どんな時も支えてくれた妻と息子、娘、サッカー選手になるために小さい頃から自分にたくさんのことを与えてくれた両親、仲の良い弟など家族に感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました」

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