beacon

大分DF岩田が土壇場同点ミドル弾! すかさずオルンガ投入も痛恨ドローの柏、来季のACL出場権が消滅

このエントリーをはてなブックマークに追加

[12.9 第27節延期分 柏1-1大分 三協F柏]

 J1リーグは9日、第27節の延期分1試合を行い、柏レイソル大分トリニータの一戦は1-1の引き分けに終わった。。柏は後半1分、FW呉屋大翔のジャンピングヘッドで先制点を奪ったが、大分は終盤に決まったDF岩田智輝のミドルシュートで同点。勝ち点を落とした柏は5位以下が確定し、来季のAFCチャンピオンズリーグ出場の可能性が消滅した。

 柏で新型コロナウイルスの感染者が相次いだため延期となっていた一戦。第31節名古屋戦(●0-1)から中3日の柏は先発4人を入れ替え、DF高橋峻希、DF鎌田次郎、FW仲間隼斗、呉屋が新たに入った。一方の大分は第31節仙台戦から中2日。先発7人を変更し、8日に今季限りでの契約満了が発表されたばかりのFW三平和司、MF前田凌佑、DF星雄次も先発に名を連ねた。

 序盤は大分が主導権を握った。前半7分、岩田のフィードが左サイドの裏に入ると、FW高澤優也がボレーで折り返したボールをファーのFW伊佐耕平が狙う。これは惜しくも枠を外れたが、同18分、左からのクロスボールが相手守備陣に阻まれたところで、バイタルエリアに絞っていた星が惜しいダイレクトボレーシュートを放った。

 その後は互いにパスの精度を欠いて中盤でのトランジションが相次ぐ中、柏がペースを取り戻した。前半22分、カウンターから抜け出そうとした呉屋がDF刀根亮輔に倒されてゴール正面約25mの位置でFKを獲得すると、FWクリスティアーノが強烈なシュート。それでもこれはGK高木駿の正面を突き、難なくキャッチされた。

 柏は前半41分にも、右サイドを起点に空中戦で押し込んだが、こぼれ球を拾ったクリスティアーノのミドルはまたも高木の正面。43分、自陣からの浮き球パスに抜け出した仲間が岩田に倒され、ゴール正面のPAギリギリでFKを獲得するも、クリスティアーノの強烈なシュートは枠を外れた。

 0-0で始まった後半1分、柏はペナルティエリア内でタメをつくった呉屋の折り返しで大分ゴール前を襲い、DF鈴木義宜のブロックに遭うもさっそく決定機を演出。すると直後の右コーナーキック、クリスティアーノがハイボールをゴール正面に送り込むと、呉屋が高い打点のジャンピングヘッドでゴールに押し込み、先制に成功した。

 さらに柏は後半5分、DF大南拓磨のクロスにクリスティアーノが競り勝ち、セカンドボールを拾った仲間がゴール正面から決定的なシュート。しかし、ここは高木がビッグセーブを見せた。その後はオープンな展開となったところで大分が攻撃を前進させられるようになったが、アタッキングサードでの精度が足りずフィニッシュまでは持ち込めない。

 大分はその後、DF三竿雄斗、MF田中達也、FW知念慶ら主力選手を次々に入れて活性化を狙う。後半35分には左からのクロスに高澤が力強いスプリントで突っ込み、惜しい場面を迎えた。すると39分、深く押し込んだ攻撃から岩田がミドルレンジから低弾道のシュートを決め、ついに同点に追いついた。

 柏は直後、今季28試合26ゴールで得点ランキング首位を走るFWオルンガを投入。シンプルなハイボールやサイドからのクロスで迫力を見せた。だが、試合は1-1のままタイムアップ。ミッドウィークのナイトゲームは互いに勝ち点1を分け合う結果で終えた。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2020シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP