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出場校チーム紹介:佐賀東高(佐賀)

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佐賀の名門、佐賀東高は3年ぶりの選手権出場

第99回全国高校サッカー選手権

佐賀東高(佐賀)

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▼全国大会日程
1回戦 1-4 市立船橋高(千葉)
■出場回数
3年ぶり11回目
■過去の最高成績
3回戦敗退(16年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
インターハイ4強(08、09年)、インターハイ出場14回
■監督
蒲原晶昭
■主将
MF寺崎朋範(3年)
■今季成績
[総体代替](2回戦敗退)
2回戦 0-0(PK10-11)龍谷高
[リーグ戦](12月10日時点)
佐賀県1部リーグ7位(5勝2分4敗)
[新人戦](県優勝)
県決勝 10-0 小城高
■予選成績
2回戦 10-0 北陵高
3回戦 2-1 佐賀学園高
準々決勝 8-1 武雄高
準決勝 9-0 有田工高
決勝 3-0(延長)龍谷高

■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[4-4-2]

       山下輝留

小屋諒征   吉田陣平   森田悠斗

    玉井文翔 大島弘太郎

山口晃亜          木下友斗
    岡部羽弥 太田隼磨 

       山口凜

[決勝メモ] 
 過去2大会連続で敗れている龍谷高との決勝戦。MF吉田陣平(2年)やエースFW小屋諒征(3年)が相手ゴールへ迫る佐賀東に対し、龍谷はGK又吉春太(3年)の好守などで対抗。後半36分にはMF荒牧樹(3年)が決定的な右足シュートを放つもクロスバーを直撃する。佐賀東は0-0で突入した延長戦前半終了間際、1タッチを交えたパス交換から交代出場MF寺崎朋範主将(3年)がスルーパス。これをMF中山琉稀(2年)が右足でゴールへ流し込んだ。佐賀東は後半2分にも寺崎の展開を起点とした攻撃から中山がクロス。これを受けた小屋が右足で加点する。さらに吉田の斜めのスルーパスから中山が決めて3-0で勝利した。

■予選取材記者(松尾祐希氏)チーム紹介
選手層の厚み増し、3年ぶり全国
 3年ぶりに佐賀の強豪校が選手権の舞台に帰ってきた。昨季は県内のタイトルを一つも取れず、苦戦を強いられた。新チームは7年ぶりに県新人戦を制覇したものの、新型コロナウイルスの感染拡大による休校処置の影響を受けて約2か月間、全体で活動ができなかった。自主練習用のメニューも渡せず、トレーニングは選手たちが個々で取り組んだもののみ。また、目標を見失い、「他の高校もそうですが、大会があるかわからない状況でメンタル面が難しかった」(蒲原晶昭監督)。その直後のSSP杯佐賀県高等学校スポーツ大会(総体代替大会)は2回戦で龍谷高にPK戦で敗北。思うように結果を残せず、チーム作りは難航した。
 しかし、夏以降にチームは右肩上がりで調子を上げていく。練習試合で強豪校と対戦し、厳しいゲームを経験。その結果、チームの選手層が厚くなった。今大会はボランチのレギュラーを務めていた主将のMF寺崎朋範(3年)などを負傷で欠く試合もあったが、夏休みまでサイドハーフや最前線で起用されていたMF吉田陣平(2年)が中盤の底で存在感を発揮。控えFWの中山琉稀(2年)も決勝で2得点を挙げるなど、誰が出ても高いレベルで戦えるようになった。
 チームの基本布陣は4-4-2。攻撃では最終ラインから丁寧に繋ぎ、3人目の動きなどでゴール前を打開する。キーマンはFW小屋諒征(3年)。技術とスピードを兼備する10番はフィニッシャー役としてチームに欠かせない。守備陣も日増しに安定感を増しており、GK山口凜(3年)、CB岡部羽弥(3年)を中心に粘り強く戦う術を覚えつつある。今予選5試合で32得点を奪った攻撃陣が全国の舞台でも躍動できるか。3年ぶりの選手権で上位進出を目論む。
■予選取材記者(松尾祐希氏)注目選手
高校選抜候補のエース
FW小屋諒征(3年)
「スピードに乗ったドリブルでチャンスを作るエース。課題だったシュート精度も居残り練習で磨き、得点力も向上してきた。20年は日本高校選抜に選ばれて上のレベルを経験。サッカーと向き合う姿勢が高まり、身体のケアなどにも気を使うようになった。『大学経由でプロになりたい』と意気込むエースが初の選手権で活躍を誓う」

攻撃センス秀でた中盤の要
MF吉田陣平(2年)
「攻撃センス溢れる中盤の要だ。今季序盤はFWを務めていたが、夏にボランチへコンバート。正確な技術と縦への推進力で瞬く間にチームに欠かせない存在となった。春先にはフランスへサッカー留学し、フィジカル面の重要性を再確認。帰国後は当たり負けしない身体作りに励んできた。課題だった守備も向上しており、ブレイクする可能性は十分にある。初の全国舞台でどのようなプレーを見せるか注目だ」

信頼厚い守護神
GK山口凜(3年)
「最大の武器は状況判断の良さと正確なコーチング。仲間を動かしつつ、ピンチを迎えれば勇猛果敢にボールへ食らいつく。また、足元の技術も水準以上で、正確なビルドアップで攻撃の出発点となる。今予選では怪我の寺崎主将に変わってキャプテンマークを巻くなど、チームからの信頼も厚い」

■過去の全国大会成績
【17年度 第96回(2回戦敗退)】
1回戦 2-0 関東一高(東京B)
2回戦 1-4 日章学園高(宮崎)
【16年度 第95回(3回戦敗退)】
2回戦 4-0 鵬学園高(石川)
3回戦 0-5 滝川二高(兵庫)
【14年度 第93回(2回戦敗退)】
2回戦 0-6 静岡学園高(静岡)
【13年度 第92回(2回戦敗退)】
1回戦 2-1 東海学園高(愛知)
2回戦 0-3 東福岡高(福岡)
【11年度 第90回(1回戦敗退)】
1回戦 2-2(PK4-5)富山南高(富山)
【09年度 第88回(1回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK3-4)星稜高(石川)
【08年度 第87回(2回戦敗退)】
1回戦 7-0 東海学園高(愛知)
2回戦 0-0(PK4-5)那覇西高(沖縄)
【06年度 第85回(2回戦敗退)】
2回戦 1-3 静岡学園高(静岡)
【05年度 第84回(2回戦敗退)】
1回戦 1-1(PK3-1)丸岡高(福井)
2回戦 1-2 青森山田高(青森)
【04年度 第83回(1回戦敗退)】
1回戦 1-2 藤枝東高(静岡)<
■登録メンバーリスト
1 GK 山口凜(3年)
2 DF 平川周汰(2年)
3 DF 太田隼磨(3年)
4 DF 岡部羽弥(3年)
5 DF 木下友斗(3年)
6 MF 大島弘太郎(3年)
7 MF 寺﨑朋範(3年)
8 MF 玉井文翔(3年)
9 FW 山下輝留(3年)
10 MF 小屋諒征(3年)
11 FW 石橋海(3年)
12 MF 高瀬翔(3年)
13 MF 小林岳叶(3年)
14 MF 吉田陣平(2年)
15 FW 小嶋悠央(1年)
16 MF 中山琉稀(2年)
17 GK 松雪翔吾(1年)
18 MF 山下悠仁(3年)
19 DF 山口晃亜(3年)
20 MF 森田悠斗(2年)
21 DF 松永隼(3年)
22 DF 宝納拓斗(1年)
23 DF 坂本空雅(2年)
24 DF 與儀優衣人(3年)
25 GK 岡石圭生(1年)
26 FW 川原一太(2年)
27 MF 西岡誉晴(3年)
28 DF 青栁成紀(3年)
29 FW 平川琉稀(3年)
30 DF 仁田尾颯真(2年)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2020

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