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神戸が7人目突入のPK戦死闘を制して4強へ!!

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[12.10 ACL準々決勝 神戸1-1(PK7-6)水原]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝で、ヴィッセル神戸水原三星(韓国)と対戦し、1-1から突入したPK戦を7-6で制した。13日の準決勝は蔚山現代(韓国)と対戦する。

 ACLはベスト8の戦いに突入。しかし日本勢は16強で横浜FMとFC東京が敗れ、神戸だけになってしまった。その神戸も決勝トーナメント1回戦でMFアンドレス・イニエスタが右足を負傷。中2日で迎えたこの試合は、ベンチからのスタートになった。

 神戸と水原はグループリーグでも対戦しており、1勝1敗。今大会3度目となった対戦は、前半7分、水原がMFコ・サンボムのクロスをFWパク・サンヒョクが頭で合わせて先にスコアを動かす展開になる。

 しかし徐々に落ち着きを取り戻していった神戸は前半34分、DFの背後を取ったDF西大伍がDFキム・テファンに足を引っかけられてしまう。判定はPKになる。

 だがVARに介入により、アダム・マハドメフ主審はモニターでチェック後、DFチャン・ホイクに出していたイエローカードを取り消して、キム・テファンにレッドカードを提示。そして西の足を引っかけたところがエリア外だったとしてFKに変更となる。

 ただこのFKをFW古橋亨梧が狙うと、壁の下をすり抜けたシュートがゴールネットを揺らす。神戸は同点、そして数的優位を持って後半に向かうことになった。

 しかし後半、神戸がセットプレーでチャンスを作るが決めきれずにいると、水原が10人だということを感じさせないほど、神戸ゴールに迫ってくる。ただ何とか神戸も凌いでいって、がっぷり四つの展開に持ち込む。結局90分で決着をつけることが出来ず、試合は15分ハーフの延長戦に突入する。

 延長に入ると前半5分、左サイドからMF初瀬亮の上げたアーリークロスがそのまま抜けるが、右ポストを直撃。直後には古橋が抜け出してフリーのFWドウグラスに出すが、上手くミートすることが出来ずにシュートを相手にかき出されてしまう。

 神戸は延長後半7分からついにイニエスタを投入。しかしイニエスタは明らかに足を気にした様子をみせる。逆に同11分には水原が波状攻撃。ただシュートがポストに当たるなど、神戸は何とかしのぎ切る。試合は120分でも決することなく、PK戦に勝敗をゆだねることになる。

 後攻の神戸は一人目のイニエスタが成功。しかし蹴った瞬間に腿裏を抑えて痛みをこらえる表情をみせる。そしてサドンデスに突入した7人目で水原が失敗。神戸はFW藤本憲明が成功させて、勝利した。

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