beacon

アントワープ三好は温存され途中出場…トッテナムが首位でEL決勝Tへ! 先制点はベイルの強烈縦回転FKから

このエントリーをはてなブックマークに追加

グループリーグ首位通過を決めたトッテナム

[12.10 ELグループJ第6節 トッテナム2-0アントワープ]

 UEFAヨーロッパリーグは10日、グループリーグ第6節を各地で行い、MF三好康児所属のアントワープ(ベルギー)はトッテナムに0-2で敗れた。前節でグループリーグ通過を決めていたアントワープはJ組2位での突破が決定。ベンチスタートの三好は後半27分からプレーした。

 互いに前節で決勝トーナメント進出を決めたチーム同士の首位決戦。これまでELの全5試合に先発出場していた三好は温存され、ベンチでキックオフを迎えた。トッテナムもサブメンバー中心の先発構成で、FWガレス・ベイル、FWカルロス・ビニシウス、GKジョー・ハートらが並んだ。

 試合は一方的にトッテナムが主導権を握った。しっかりとした守備ブロックでアントワープの攻撃を寸断すると、攻撃では最前線のビニシウスにボールを集めてダイナミックな攻撃を展開。前半だけで10本ものシュートを記録した。だが、そこに立ちはだかったのがイラン代表GKアリレザ・ベイランバンド。あらゆる決定機をことごとく止め、枠内シュート4本を放たれながらも無失点でハーフタイムを迎えた。

 それでも後半12分、トッテナムがセットプレーからこじ開けた。ゴール正面やや右からのFK、直接狙うにはやや遠いように思われる位置だったが、キッカーのベイルは長い助走から力強く左足を一閃。縦回転のボールがゴール右上ギリギリを突き、ベイランバンドがかろうじてセーブするも、こぼれ球に詰めたビニシウスがフリーで押し込んだ。前半は消える時間帯が長かったベイルが絶好の見せ場で一仕事を果たした。

 トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は直後、ベイル、ビニシウス、MFハリー・ウィンクスを一気に下げ、温存されたFWハリー・ケイン、FWソン・フンミン、MFタンギ・エンドンベレを投入。その後もベイランバンドが次々に好セーブを見せていたが、26分にはソン・フンミンのポストプレーを起点とした攻撃からケインのパスにMFジオバニ・ロ・チェルソが抜け出し、2点目を沈めた。

 アントワープは後半27分、ついに三好を右シャドーのポジションに投入。その後も落ち着いてボールを保持するトッテナムの優勢が続いたが、三好は裏へのランニングや球離れの良いビルドアップで反撃を試みた。だが、スコアはそのまま動かずタイムアップ。グループ2位のトッテナムが上位対決を制し、首位での決勝トーナメント進出を決めた。

●ヨーロッパリーグ(EL)20-21特集
●海外組ガイド

データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

TOP