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アーセナルを退団したかったベントナーが使った“秘策”「ベンゲルにアホと言ってみた」…「失敗した」

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アーセナル時代のFWニクラス・ベントナー

 トーンビューFF(デンマーク4部)に所属する元デンマーク代表FWニクラス・ベントナーアーセナル時代、同クラブを退団するために用いた“秘策”を明かした。イギリスのサッカー雑誌『フォー・フォー・トゥー』でのインタビュー内容をスペイン『アス』が伝えている。

 ベントナーは母国コペンハーゲンの下部組織で頭角を現し、16歳だった2004年にアーセナルへ加入。アーセン・ベンゲル監督から大きな期待を受けていたが、そのポテンシャルを最大限に発揮することはできず、2014年夏にクラブを去った。

 アーセナル所属時に3回の期限付き移籍を経験したベントナーは、2013年夏にもアーセナル退団を考えていたという。当時それを実現するためにあらゆる手段を試み、最終的に行き着いたのが、ベンゲル監督を挑発することで自身を売却させようとするものだった。

「お互いにリスペクトし合っていて、とても実りのある交渉だった。でも、当時はアーセナルを出たいと思っていたし、クリスタル・パレスが良いオファーをしてくれたのを覚えている。契約が成立しなかったのは、クラブが僕の代わりを見つけることができなかったからだ」

「ベンゲルから電話があり、『すまない、君は出て行けない』と言われた。それは僕にとって大きな失望だった。出て行ってもいいと言われるのをずっと待っていたんだ。僕を売り飛ばさなければいけないようにするため、彼にアホで嫌な奴だと言ったんだけど、うまくいかなかった」

 2013年夏の退団は失敗に終わったベントナーだが、「あとで彼は僕が残ったことがクラブにとって最高のことだったと説明してくれたので、彼の人柄がよく分かった」と振り返り、「彼に反論するのは大変だった。本当に熱い議論をしたのはその時だけ…あとは彼だけが僕に怒鳴っていたよ!(笑)」と当時を懐かしんだ。

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