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王者川崎Fが鳥栖とドローで“コンプリート”逃す…谷口のヘディング弾で先制も終盤に同点被弾

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同点ゴールを挙げた鳥栖FWレンゾ・ロペス

[12.12 J1第32節 鳥栖1-1川崎F 駅スタ]

 J1第32節が12日に開催され、今季王者の川崎フロンターレは敵地でサガン鳥栖と1-1で引き分けた。後半12分にDF谷口彰悟が先制点を決めたが、同41分に鳥栖のFWレンゾ・ロペスに同点ゴールを献上。川崎Fは2試合連続、鳥栖は3試合連続のドローとなった。

 等々力陸上競技場で行われた開幕戦(△0-0)以来の対戦となった両チーム。すでに優勝を決めている川崎Fは、今季唯一勝利を収めていない相手が鳥栖だった。

 立ち上がりは高い位置を取る鳥栖の両サイドバックの背後を突き、チャンスを作り出す。前半6分、カウンターからFW三笘薫がPA内左に抜け出し、右足でシュート。しかし、距離を詰めたGK朴一圭にブロックされる。同16分にはFW家長昭博が右サイドからカットイン。左足で放ったシュートがDFエドゥアルドに当たり、ゴール左隅に飛ぶが、GK朴のビッグセーブで先制とはならない。

 鳥栖はピンチをしのぐと、徐々に攻撃のペースをつかむ。前半19分、左サイドのMF内田裕斗がスルーパスを送り、PA内左に走り込んだFW小屋松知哉が中央へパス。ニアにポジションを取るGKチョン・ソンリョンの足下を通過し、レンゾ・ロペスに届けば1点という場面だったが、DF谷口彰悟にクリアされる。同27分には左から中央へ切れ込んだMF原川力が右足で鋭いシュート。しかし、ワンバウンドしたボールは右ポストをかすめて外れた。

 川崎Fは前半33分に右CKを獲得。キッカーのMF脇坂泰斗からのクロスが相手に阻まれると、浮き上がったボールをPA手前中央のDF旗手怜央が拾い、右足で強烈なシュート。惜しくも左ポストを直撃し、跳ね返りにFW小林悠が反応するも、右足のボレーはうまくミートせず、GK朴にキャッチされた。

 前半をスコアレスで終えた川崎Fは後半12分に先制する。右CKから攻撃を作り直し、PA手前右でフリーとなったMF脇坂泰斗が右足で高精度のクロスを供給。ファーの谷口がヘディングでゴール右へ叩き込み、今季3得点目をマークした。

 後半16分にはカウンターから脇坂がスルーパスを送り、PA内右に走り込んだ家長が右足で緩やかなクロス。ファーの三笘がフリーの状態から頭で合わせるが、わずかにクロスバーの上に外れ、追加点は奪えない。

 追いかける鳥栖は、飲水タイム明け直後の後半25分にチャンス。途中出場のFW林大地がMF樋口雄太からのパスを受け、PA内左でDF山根視来に寄せられながらもフィニッシュに持ち込む。だが、シュートはGKチョン・ソンリョンに右足でブロックされた。

 それでも鳥栖は後半41分に追いつく。原川が浮き球の縦パスを送ると、DFジェジエウがクリアできずにゴール前へ。準備していたレンゾ・ロペスが頭で押し込み、2戦連発となる今季3点目で1-1とした。

 その後、スコアは動かずにタイムアップ。ホームで意地を見せた鳥栖は今季唯一、川崎Fに勝利を与えなかったチームとなった。

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