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デッドヒートのJ1昇格争い、3位長崎も追いかける!! 角田ヘッド&大竹ボレーで東京Vに完勝

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2点目を沈めた長崎MF大竹洋平

[12.13 J2第40節 東京V0-2長崎 味スタ]

 J2リーグは13日、第40節を行った。J1昇格を争う3位のV・ファーレン長崎はアウェーで東京ヴェルディと対戦し、2-0で完勝。残り2試合、2位の福岡も勝利したため勝ち点差は変わらなかったが、3年ぶりのJ1復帰に望みをつないだ。

 J2は残り3試合。昇格圏内2位の福岡を勝ち点2差で追う長崎は前節山形戦(○1-0)から先発2人を入れ替え、DF米田隼也が11試合ぶり、FWルアンが15試合ぶりに先発した。対する東京Vは前節の町田戦(●0-1)から4人を変更。ユースから昇格して1年目のDF馬場晴也が先発でJリーグデビューを果たした。

 立ち上がりは東京Vが優勢となり、12分には11試合ぶりに先発したMF新井瑞希が積極的なミドルシュートで長崎ゴールを強襲。それでもこれをGK徳重健太が横っ飛びで阻むと、徐々に長崎もペースを取り戻し、15分にルアンの縦パスを受けたMF大竹洋平が惜しい左足シュートを放った。

 そして飲水タイム後の前半28分、長崎が試合を動かした。左からのコーナーキックをMF秋野央樹がアウトスイングのボールでファーサイドに送り込むと、高い打点で合わせたのはベテランのDF角田誠。完璧にミートしたヘディングシュートがネットを揺らし、貴重な先制点が入った。

 長崎はさらに前半32分、専修大出身ルーキーのMF氣田亮真が左サイドからカットインしてチャンスを迎えると、倒れ込みながらもなんとかボールに触れてパスを出し、ボールは大竹のもとへ。かつてFC東京時代に味スタをホームとしていた背番号20は左足で巧みに浮かせてボレーで狙い、ゴールマウスを射抜いた。

 2点リードとした長崎は前半アディショナルタイム2分、トランジションが続いた流れから自陣でDF二見宏志のパスがカットされ、FW端戸仁に背後へ抜け出される大ピンチ。だが、端戸がGKと駆け引きする間に逆サイドから絞ってきた米田がなんとか追いつき、シュートブロックで難を逃れた。

 東京Vは後半開始時、新井とMF佐藤優平を下げてMF井出遥也とFW山下諒也を入れると、5分にも端戸に代わってMF井上潮音を起用し、フレッシュなメンバーで戦況の打開を試みる。長崎は後半8分、セットプレーのこぼれ球に反応した秋野が豪快なボレーシュートを狙ったが、GKマテウスの正面に飛んだ。

 試合はその後、長崎が落ち着いてボールをつなぎ、東京Vのプレッシングをいなす形が続いたことで膠着状態に。積極的な選手交代を行ったことでピッチ上のメンバーは入れ替わり、終盤には何度もピンチを迎えたが、相手のシュート精度にも助けられて2-0のままタイムアップ。長崎が2位の福岡を猛追する2連勝で昇格戦線に生き残った。なお、首位の徳島は引き分けたため勝ち点差が5に縮まり、長崎はJ2優勝の可能性も残った。

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