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U-18代表候補合宿終えた青森山田CB藤原、選手権で「チームを引っ張って優勝したい」

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U-18日本代表候補の巴戦でCB藤原優大(青森山田高、右)が選手権のライバル・MF須藤直輝(昌平高)からボールを奪う

 U-18日本代表候補合宿(12月13日~16日)には、12月31日に開幕する全国高校選手権に出場する5選手が参加。同大会で2年ぶりの優勝を狙う青森山田高からは、CB藤原優大主将(3年)と2年生エースのMF松木玖生の2人が選出され、合宿最終日の16日に行われた巴戦に同じチームで出場した。

 CB藤原は強気の配球でロストするシーンも幾度かあったが、ビルドアップで積極的に縦パスを狙い、守っては相手の決定的なヘディングシュートをゴールライン手前でクリア。自陣ゴール前の読みの鋭さや強さを発揮し、一方の松木も徐々にボールに絡む回数を増やして縦への仕掛けからのクロスや、切り返しからのシュートで相手ゴールを脅かした。

 藤原は選手権開幕まであと2週間という時期に合宿参加できたことを感謝。今年、U-19日本代表候補合宿を経験している藤原は、「(U-19代表候補合宿で)自分と1個2個レベルが違うなと肌で感じました。(今回は)余裕を持ってプレーできた」。上の世代の合宿を経験させてもらっている選手として、U-18世代ではしっかりと力を発揮しなければならないと考えていたようだ。

 今回、同世代のライバルたちから刺激を受けた注目CBは選手権へ向かう。1年時の選手権で全試合途中出場して日本一。昨年は全試合でフル出場して準優勝だった。「経験させてもらった部分を活かして、必ずチームを引っ張って優勝したい」。1年前や2年前、そして今年経験してきたことを全てぶつけて日本一を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)
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