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頭部外傷による選手交代が1月から導入へ…承認したIFAB「選手の健康を守るため」

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 国際サッカー評議会(IFAB)は、頭部外傷による交代を来年1月から導入することを承認した。

 近年、フットボール界で頭部外傷に関して頻繁に議論されている。実際に、先日のアーセナル対WBAでは、ダビド・ルイスとラウール・ヒメネスの頭部同士が激突し、後者は頭がい骨骨折の重傷を負って交代、前者は流血が確認されたものの、包帯を巻いてハーフタイムまでプレーを続けた。しかし、さまざまな危険性をはらむ中、プレー続行の判断に対しては非難の声が上がっていた。

 そんな中16日、ルール改正の責任機関であるIFABは、関係者との議論の結果、頭部外傷による交代を来年より行うことを承認。同組織は、脳震盪を含めた頭部外傷を負った選手、もしくはその疑いのある選手の「健康を守るため」、また「該当チームが数的不利を被らないため」に交代枠を使い切った後でも代わりの選手をピッチに送ることが認められるとした。

 これを受け、イングランドサッカー協会(FA)は、FAカップ、女子スーパーリーグ、女子FAカップ、女子チャンピオンシップで可能な限り早期から新ルールの導入を開始することを発表している。

 また、イギリス『BBC』は来夏に予定される東京オリンピックでも頭部外傷による交代が認められることを伝えている。
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