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「馬鹿げたジャッジ」ナポリ指揮官ガットゥーゾ、PK判定&インシーニェ退場に納得できず

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ナポリ指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾ、PK判定&インシーニェ退場に不満

 ナポリ指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾが、インテル戦後(●0-1)に不満を示した。

 現地時間16日に行われたセリエA第12節、インテルvsナポリは73分に決まったロメル・ルカクのPK弾が決勝点となり、ナポリは0-1で敗れた。

 ナポリは前半から得点機を生み出すものの、サミル・ハンダノビッチのスーパーセーブもありゴールとはならず。そして70分、ダビド・オスピナがマッテオ・ダルミアンを倒す形になり、PKがインテルに与えられた。このジャッジに抗議したナポリ主将ロレンツォ・インシーニェには一発退場処分が下された。

 右目が腫れているため、この試合ではメガネにパッチを貼り指揮したガットゥーゾ。試合後「こんなふざけたジャッジはありえない。イタリアでしか起こり得ないことだ」と怒りをあらわにしている。『Sky Sports Italia』がその言葉を伝えた。

「疑わしいPK判定だけでなく、まさかロレンツォを一発退場にするとはね。この試合を裁いた(ダヴィデ)マッサは正しい判断ができない人物だ。こういうケースでイングランドやスコットランドではちゃんと選手の主張を聞くものだ。そのうえで何かが起こるようなことはない」

「私が現役だったときは、そのような抗議もスポーツの一部だった。あんなジャッジを下したあとだ。そりゃあ選手側だって“クソッタレ”と言いたくなるものだ。レフェリーがそれを真に受けて過剰反応するのもおかしな話だと私は思うね」

「この試合でナポリがインテルより優れていたことは誰の目にも明らかだ。ロレンツォをピッチから追い出したことは本当に馬鹿げている。まったくもって納得していない」

 ちなみにこの一戦はジュゼッペ・メアッツァでの開催ながら、ボール支配率41-59%、シュート本数5-17(枠内2-3)と、アウェーのナポリがスタッツ上では多くの決定機を生み出す内容だった。

 試合を解説していた元イタリア代表FWルカ・トーニ氏は『RAI』に対して「確かにレフェリーを怒らせることは良くないかもしれないが、レッドカードに値するようなものではない。この件はリーノ(ガットゥーゾの愛称)が正しい」との見解を示している。

 また、この試合では前半途中にドリース・メルテンスが負傷交代を余儀なくされた。ベルギー代表FWについて指揮官ガットゥーゾは「彼は足首を捻挫した。メディカルチェック後に全治がわかるだろう」と説明している。

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