beacon

「1年間のSB起用は賢かった」ボローニャDF冨安健洋についてザッケローニ氏がそう語るワケは?

このエントリーをはてなブックマークに追加

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリア人有名記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏の公式サイトのインタビューに応じ、セリエAでプレーする日本代表DF吉田麻也やDF冨安健洋について見解を示した。

 かつてミラン監督就任1年目にしてスクデットを獲得したほか、インテルやユヴェントスなどセリエAのビッグクラブの指揮官を歴任したザック氏。2010年から4年間にわたって日本代表の指揮を執り、ブラジル・ワールドカップへと導いた。そんなイタリア人指揮官は、当時の教え子であり、昨シーズン後半からサンプドリアでプレーする32歳のベテラン吉田について語った。

「もちろん、サンプドリアでプレーする吉田のことは常に追っている。素晴らしいDFであり、頭も良く、フィジカルにも恵まれている。私のチームにおいては、ゴールも決めていたよ。2011年アジアカップで彼を抜てきすると、初戦(ヨルダンと1-1)でいきなり得点を挙げたんだ」

 続いてザック氏は、ボローニャで活躍する22歳の冨安に言及。本来センターバックの選手であるにも関わらず、昨シーズンは彼を右サイドバックで起用した指揮官シニシャ・ミハイロヴィッチの判断にも見解を示した。

「機転が利く青年であり、興味深い。それにユーティリティ性があり、今はCBでもプレーできる。シニシャは彼を中央で起用する前に1年間、SBでプレーさせたが、賢い判断だった。日本人選手は非常に技術力があるが、マリシアにおいてはマエストロと言えないからね。私自身の体験だが、コーナーキックの際に水分補給でストップしてしまい、試合に負けたことがあったよ」

●セリエA2020-21特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP