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大分が2度先行も…鳥栖が意地のドローで“J1ワースト”発進からの13位フィニッシュ

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先制点を決めたFW渡大生(前列はMF野村直輝)

[12.19 J1第34節 鳥栖2-2大分 駅スタ]

 J1リーグは19日、第34節を一斉開催し、サガン鳥栖大分トリニータが2-2で引き分けた。昨季途中から8試合無得点のJ1歴代ワースト記録を樹立し、今季途中には20億円規模の赤字も明らかになった鳥栖だったが、激動のシーズンを13位で終えた。

 今季の最終戦は鳥栖ホームでの九州ダービー。互いに中2日の一戦ということもあり、先発メンバーを前節から入れ替えて臨んだ。鳥栖はFWレンゾ・ロペス、MF原川力らがスタメン入り。一方の大分はGKムン・キョンゴンが10試合ぶりの出場を果たした。

 先に試合を動かしたのは、立ち上がりから劣勢が続いていた大分だった。前半31分、左からのスローインをMF田中達也がFW知念慶に渡すと、身体を張ったポストプレーによってボールがこぼれ、これをFW渡大生が奪取。渡はカットインから豪快を右足を振り抜き、ファーポスト脇に突き刺した。

 それでも後半4分、鳥栖は左右のサイドを幅広く使った攻撃から左サイドを突破した高校2年生のDF中野伸哉にボールが渡り、ダイレクトでの左足クロスにFW小屋松知哉が反応。シュートモーションには入れなかったが、立ち足でボールの軌道を変えてゴールマウスに流し込み、鳥栖が同点に追いついた。

 大分は後半33分、投入されたばかりのFW伊佐耕平が左サイドに開いてスルーパスを送り、抜け出したMF松本怜がクロスを供給すると、ゴール前で収めたMF町田也真人がボレーで突き刺して再び勝ち越し。それでも37分、鳥栖は途中出場のFW林大地が豪快な突破からゴールを決め、再び同点とした。試合はそのままタイムアップ。大分は11位でシーズンを終えた。

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