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FC東京は主力流出も若手進化、底上げに成功…長谷川監督「成長を見られて嬉しかった」

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サポーターに挨拶した東主将と長谷川監督

[12.19 J1第34節 FC東京1-0神戸 味スタ]

 ACLから帰国後のホーム連戦を連勝を飾り、FC東京は17勝6分11敗の勝ち点57、6位でシーズンを終えた。後半開始と同時にMF高萩洋次郎を投入し、4-2-3-1にシステムを変更。後半は堅守をベースに徐々に攻勢を強め、DFジョアン・オマリの技あり決勝ヘッドで勝ち切った。

 長谷川健太監督は「6位は何も残らない。ACLの権利を得ることもできず、優勝を逃しているので褒められた成績ではない」と成績を受け止めつつ、「私の力のなさ。選手は19連戦と過酷な日程をよく頑張ってくれた」と激動のシーズンを振り返った。

 今夏、チームの屋台骨を支えてきた日本代表のMF橋本拳人とDF室屋成が海外移籍。さらに7月22日の札幌戦で主将のMF東慶悟が右第五中足骨を骨折し、長期離脱を強いられた。前例のない過密日程のシーズンに相次いで主力を欠く事態となったが、出場機会を得た若手選手たちが著しい進化を遂げた。

「選手たちが一戦一戦成長する様子を見ることができた。悔しいシーズンでしたが、終盤に来て充実した試合が多くなってきた。成長を見られて、自分としては嬉しい気持ちはありました」(長谷川監督)

 4か月近く戦線を離れ、チームを外から見守っていた東も「今年は若い選手も含めて全員と言っていいほど出場機会を得られて、そういう年はなかなかないと思う。広島戦は若い選手主体で戦って、今日も勝ちに持っていけた。総力戦、底上げができていると思う。それはポジティブに来年のシーズンにつながっていく」と力を込めた。

 1月4日のルヴァン杯決勝に弾みをつける締めくくり。東は「今季はACLやリーグの連戦でタフなチームになることができたと思う。勝ちにこだわっていきたい」と戴冠への意気込みを語った。

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