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現役ラストマッチ終えた寿人「本当に幸せな21年間でした」

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ジェフユナイテッド千葉FW佐藤寿人

[12.20 J2リーグ第42節 千葉 2-1 北九州 フクアリ]

 長年ゴールネットを揺らしてきた、Jリーグを代表するストライカー。ジェフユナイテッド千葉FW佐藤寿人がスパイクを脱ぐ時を迎えた。

 前日の19日に現役引退が発表され、J2リーグ最終節・北九州戦を迎えた。現役ラストマッチはベンチスタート。2-1と1点リードして迎えた後半33分には途中出場のためにタッチライン際に向かったが、なかなかプレーが都切れずに、ピッチに送り込まれたのは同39分。アディショナルタイムの4分を含めた約10分間、試合終了のホイッスルが吹かれるまでピッチ上を全力で駆け抜けた。

 試合後のセレモニー。同じく今季限りで現役を引退するDF増嶋竜也、MF田坂祐介とともにサポーターの前に姿を現した寿人は、「最終戦、勝利という形で3人を送り出す形をとってくれた仲間に感謝したい」と、最終戦を白星で飾ってくれたチームメイトに感謝を示す。そして、「改めて21年間のキャリアを振り返ると、非常に人に恵まれたサッカー選手だったと感じる」と続けた。

「特別、身体能力に恵まれたわけでもなく、特別な技術がある選手でもない自分が、ここまで長く第一線でプレーできたのは、素晴らしい指導者に巡り合い、素晴らしい仲間と切磋琢磨し、高みを目指してプレーできたからだと思う」

 そう述べると、「本当に幸せな21年間でした。21年間プレーできる丈夫な体に生んで、育ててくれた両親に感謝したい。ありがとう」と両親への感謝を伝え、最後に「サッカーを愛する皆さん、これからも変わらずにサッカーを愛して下さい」と締めくくった。

(取材・文 折戸岳彦)
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