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出場校チーム紹介:桐蔭学園高(神奈川)

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新体制3年目で神奈川突破。全国優勝を狙う桐蔭学園高。(写真=高校サッカー年鑑提供)

第99回全国高校サッカー選手権

桐蔭学園高(神奈川)

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桐蔭学園高写真ニュース

▼全国大会日程
1回戦 0-2 東福岡高(福岡)
■出場回数
3年ぶり10回目
■過去の最高成績
4強(02年度)
■その他、過去の主な全国大会成績
インターハイ優勝1回(11年)、同4強2回(93、05年)、同出場10回、全日本ユース(U-18)選手権8強(04年)
■監督
八城修
■主将
DF中島駿乃介(3年)
■今季成績
[リーグ戦]
神奈川県1部リーグ4位(4勝3分2敗)
■予選成績
1回戦 6-0 港北高
2回戦 1-0 相洋高
準々決勝 1-1(PK5-4)法政二高
準決勝 1-0 横浜創英高
決勝 3-2(延長)桐光学園高
■都道府県予選決勝布陣&決勝メモ
[4-4-2]
   長澤圭剛 立石宗悟

廣瀬隼斗       本多鼓瑚
   小野寺迅 中村勇貴

江嵜人       中島駿乃介
   片山楓人 青木祐人

     松尾優利

[決勝メモ] 
 昨夏の全国王者・桐光学園高との決勝戦は前半6分、PAでパスを受けたFW立石宗悟(2年)の思い切りの良い右足シュートで先制。後半7分に右FKから桐光学園の左SB國島康介(3年)に同点ヘッドを決められたが、桐蔭学園は11分に右SB中島駿乃介主将の縦パスで抜け出したFW長澤圭剛(3年)が鮮やかな右足ループシュートを沈めて再び勝ち越す。15分にMF栗原祥太(3年)に同点ゴールを奪われ、その後は押し込まれた。それでも粘り強く凌いで延長戦へ。そして延長戦前半10分、桐蔭学園は立石が獲得したPKをCB青木祐人(2年)が右足で決めて三度勝ち越し。3-2で3年ぶりの優勝を果たした。
MOM:FW立石宗悟(2年)
「先制弾に加え、延長戦で大仕事」

■予選取材記者(編集部・吉田)チーム紹介
新体制3年目で神奈川制覇。目標は全国優勝
 選手権4強やインターハイ優勝の実績を持つ伝統校だ。インターハイは全国優勝した11年を最後に全国舞台から遠ざかり、選手権も過去15年間の出場は1度と、近年は同県のライバルである桐光学園高や日大藤沢高を追う立場になっていた。それでも、18年にOBで、桐蔭横浜大を強豪チームに育てた八城修監督が就任し、そこから3年目で神奈川突破。「個性の見える、顔のあるプレーのできる選手になって欲しい」と求める指揮官の指導の下、特長を持つ選手たちが自分たちで考え、判断し、ピッチで表現した結果、結果を手繰り寄せた。
 伝統的に連動性の高いパスワークなど攻撃面が印象的だ。今年もキックの質が高いCB青木祐人(2年)やMF小野寺迅(2年)が配球役となって前進。FW長澤圭剛(3年)とFW立石宗悟(2年)の2トップは2人でも点を取り切るだけの破壊力がある。また、右SB中島駿乃介主将(3年)の攻撃参加や、県予選は怪我で出場時間が限られた左SB武田拓磨(3年)の縦突破もアクセントになりそうだ。
 一方、神奈川県予選は決勝など守備の時間も増える中、強度ある守備を継続。青木やCB片山楓人(3年)、GK松尾優利(3年)を中心とした粘り強い守備も優勝の要因だった。全国大会は強敵・東福岡高(福岡)戦から始まる厳しい組み合わせ。だが中島が「全国大会優勝という目標がある」と語るように、勝ち上がって選手権で「強い桐蔭」を印象づける。
■予選取材記者(編集部・吉田)注目選手
DFラインの柱は高精度キックも注目
DF青木祐人(2年)
「競り合いの強さとボール奪取の巧さ光るCB。絶妙なインターセプトから正確な縦パスを通し、攻撃のスイッチを入れる。サイドチェンジも特長。県決勝では延長前半にPKで決勝点を決めた」

ブレイク期待の2年生ストライカー
FW立石宗悟(2年)
「『もらったらすぐにゴールに向かうということは常に意識している』という2年生ストライカー。ゴール方向へ向かうドリブルは迫力があり、一発で仕留める力含めて相手にとって怖い存在だ」

「見本になる」エース
FW長澤圭剛(3年)
「2トップを組む立石が『見本になります』というエース。県準決勝で決勝点に繋がった前線からの献身的な守備に加え、キープ力、打開力、抜け出す巧さも兼備」
■過去の全国大会成績
【17年度 第96回(2回戦敗退)】
2回戦 2-2(PK2-3)一条高(奈良)
【03年度 第82回(2回戦敗退)】
2回戦 1-4 筑陽学園高(福岡)
【02年度 第81回(4強)】
1回戦 2-0 松山工(愛媛)
2回戦 3-2 多々良学園(山口)
3回戦 3-1 前橋商(群馬)
準々決勝 1-1(PK4-2)福島東(福島)
準決勝 1-2 国見(長崎)
【01年度 第80回(1回戦敗退)】
1回戦 0-3 奈良育英(奈良)
【00年度 第79回(2回戦敗退)】
1回戦 3-1 大阪朝鮮(大阪)
2回戦 1-3 草津東(滋賀)
【98年度 第77回(1回戦敗退)】
1回戦 2-3 洛北高(京都)
【92年度 第71回(2回戦敗退)】
1回戦 5-0 佐賀商(佐賀)
2回戦 1-1(PK3-4)山城(京都)
【91年度 第70回(3回戦敗退)】
1回戦 1-0 鵬翔(宮崎)
2回戦 2-0 仙台育英(宮城)
3回戦 1-1(PK0-3)国見(長崎)
【89年度 第68回(8強)】
1回戦 5-1 山口(山口)
2回戦 5-0 岐阜工(岐阜)
3回戦 4-0 伝習館(福岡)
準々決勝 2-2(PK5-6)前橋商(群馬)
■登録メンバーリスト
1 GK 松尾優利(3年)
2 DF 中島駿乃介(3年)
3 DF 武田拓磨(3年)
4 DF 青木祐人(2年)
5 DF 片山楓人(3年)
6 MF 小野寺迅(2年)
7 MF 本多鼓瑚(2年)
8 MF 廣瀬隼斗(3年)
9 DF 江嵜人(3年)
10 FW 長澤圭剛(3年)
11 FW 大澤颯天(3年)
12 GK 小堀蓮太郎(2年)
13 MF 波多野功生(3年)
14 MF 大石翔希(2年)
15 MF 中村荘太(1年)
16 FW 池田龍将(2年)
17 DF 宇野暢泰(3年)
18 FW 立石宗悟(2年)
19 MF 飯島大地(1年)
20 FW 中本竣介(1年)
21 MF 中村勇貴(2年)
22 DF 伊規須恵祐(2年)
23 GK 入江倫平(1年)
24 DF 原大稀(1年)
25 FW 木崎大(3年)
26 MF 石塚一馬(3年)
27 DF 山野邉飛夢(2年)
28 DF 藤平一寿(2年)
29 MF 阿部大輝(1年)
30 GK 小田部潤(2年)

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