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中村憲剛引退セレモニーでOBも労いの言葉…大久保「自分はあと少し現役で」岡山氏は“予言”

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今季限りで現役を引退するMF中村憲剛

 川崎フロンターレMF中村憲剛の引退セレモニーが21日、等々力陸上競技場で開催された。恩師やクラブOBも駆け付け、川崎F一筋18年でユニフォームを脱ぐレジェンドをねぎらった。

 中央大卒業後、03年に入団。クラブの大黒柱として時代を築いたバンディエラは40歳を区切りとし、現役生活に終止符を打つ。16年にリーグMVPに輝くと、17年に悲願のリーグ初優勝。18年に連覇を達成すると、19年はルヴァン杯初制覇。今季は3度目のリーグ制覇でラストシーズンを飾った。

 恩師の中央大・佐藤健監督や元監督の関塚隆氏、川崎Fで苦楽を共にした大久保嘉人(東京V)や鄭大世(新潟)、新井章太(千葉)、今季限りで現役を引退する田坂祐介ら36人のOBが集結した。VONDS市原の監督を務める岡山一成氏は「日本代表になる」と一番に“予言”した過去を明かしつつ、「監督になったから分かることで、もう一回予言する。中村憲剛は日本代表監督になります!」とスピーチし、会場を沸かせた。

 事前に用意した手紙を読み上げた大久保は「憲剛さんからのパスは自分のサッカー人生において大きな宝です」と感謝を語ると、「サッカーをやめたら歌手デビューしようか、まずは路上ライブでスタートしてやりたいね」と約束したことを告白。「自分はあと少し現役でやりたいと思っています」と宣言し、盛大な拍手に包まれた。

 川崎市の福田紀彦市長が市民栄誉賞の賞状を贈呈し、史上3人目の受賞。三浦和良(横浜FC)やイニエスタ(神戸)、OBの川島永嗣、ジュニーニョ氏からはビデオメッセージが届いた。

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