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[MOM3326]静岡学園DF谷岡拓(1年)_技術と賢さ、リーダーシップ表現し、“全国ルーキー”MVP!

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「2020 ミズノチャンピオンシップU-16」の大会MVPに選出された静岡学園高DF谷岡拓

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.21 ミズノチャンピオンシップU-16決勝 藤枝東高 1-3 静岡学園高 時之栖うさぎ島G]

“高校1年生の全国大会”「2020 ミズノチャンピオンシップU-16」の大会MVPには、優勝校・静岡学園高DF谷岡拓(1年=静岡学園中出身)が輝いた。怪我のCB行德瑛(1年)に代わってキャプテンマークを巻いた右SB谷岡は、チームを鼓舞する声や戦術面の声を常に発していたほか、後半3分に攻撃参加からのドリブルシュートで先制点。加えて、藤枝東高のキーマン、快足MF中村朔良(1年)のスピードを賢く消して、その強みを十分に発揮させなかった。

 谷岡は「(中村は)速かったです。前に入られたら追いつけない」と苦笑したが、彼の武器は駆け引きの部分。「能力高い相手というのは全国に行ったら色々いる。頭を使ってどう止めるかが僕の特長だと思うのでしっかりと出せたと思います」と振り返る。

「相手を誘導させて、中を本当に思い切り切って、タッチの瞬間に間合いを詰めたり、パスコースを切って孤立させて1対1で勝負とか。自分の得意な間合いや分野に持ち込んでいくというのが、僕が持っている工夫ですね」。連戦によって中村が普段通りのスピードを発揮できなかったことも確か。紙一重のようなシーンも幾度かあったが、優位な状況を作り続け、守り切った。

 ポゼッションの部分も含めて大舞台でテクニックとインテリジェンスを発揮して優勝に貢献。指揮を執った齊藤興龍コーチは「経験から学んだ部分で成長できている。準決勝、決勝でも成長していました。凄く攻撃もウリなんだけど守備面も良かったので、評価できます。リーダーシップも良い影響をもたらしていた」と評価する。個性的な選手が揃うチームをまとめた部分でも貢献度は大きかった。

 谷岡はMVPに選出されたことについて、「自分は結果を残すタイプじゃないので凄く嬉しいですけれども、ここで終わりじゃないので、これから成長して行けたら良いと思います。ここで慢心したら成長が止まってしまうので、この成長の勢いを止めないで、自分の糧にして、これも良い材料だと思って成長していきたい」とコメント。MVP選手としての自覚を持ち、成長し続けていくことを誓った。

 目指す姿は「『アイツがいたから勝てた』と言われたら良いと思います。(憧れは)セルヒオ・ラモスが好きです。あのリーダーシップとか。レアルもラモスがいれば勝てる。(いなければ勝敗も左右する)ああいう選手になれるように」。守備で無失点を続けながら攻撃のスイッチを入れ、ゴールにも絡む。そして、リーダーシップを発揮し続けて静学にとって欠かせない存在になる。

(取材・文 吉田太郎)

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