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「最悪の夏だった」メッシが現在の胸中を告白…今季パフォーマンスへの影響も認める

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今夏の騒動を振り返ったFWリオネル・メッシ

 バルセロナのFWリオネル・メッシがスペインのテレビ『ラ・セクスタ』のインタビューに応じ、退団騒動後や現在の胸中を語った。27日に放送される番組のプレビュー内容をスペイン『アス』が伝えている。

 メッシはバルセロナが12年ぶり無冠となった昨季終了後の8月末、退団の意思を表明して世間を驚かせた。しかし、フリーで退団できる条項の行使を求めたメッシに対し、クラブ側は契約解除金7億ユーロ(約885億円)が必要だと主張。メッシは最終的に13歳から過ごしたクラブと裁判で争うことを望まず、少なくとも契約が切れる今季終了まではバルセロナでプレーすることが決まった。

 インタビューでは「夏に最悪の時期を過ごしたのは事実だ」と振り返り、「シーズンの初めに少し引きずってしまった」と、今季序盤のパフォーマンスに影響を与えたことを認めている。

 それでも「今は元気だし、前を向いて何に対しても真剣に戦いたい気分で、ワクワクしている」とファンを安心させ、「(新型コロナウイルスによる経済的影響で)クラブレベルでもチームレベルでも、バルセロナを取り巻く全てのことが困難な時期を迎えていることは知っているけど、僕は意欲にあふれている」とモチベーションの高さを強調した。

 メッシは今季ラ・リーガの最初の6試合で1ゴールにとどまったが、それ以降の7試合で5ゴールを記録。19日の第14節バレンシア戦(△2-2)ではバルセロナ通算643ゴール目を挙げ、元ブラジル代表のペレ氏がサントス時代に記録した1クラブにおける最多得点数に並んだ。一時は二桁順位に沈んでいたチームもエースの復調とともに白星を増やし、現在は5位につけている。

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