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J最優秀選手は柏FWオルンガ!! 王者川崎F勢押しのけ得点王とW受賞「アフリカ出身初のMVPになれて光栄」

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ダブル受賞を果たしたFWオルンガ(柏)

 激動の2020シーズン、Jリーグ最優秀選手賞に輝いたのは柏レイソルFWオルンガだった。記録的なリーグ優勝を飾った川崎フロンターレ勢を押しのけ、32試合28ゴールという圧倒的な成績で得点王とのダブル受賞を果たしたストライカーはオンライン取材で「柏レイソルで初めての得点王、そしてアフリカ出身選手で初めてのMVPになれて光栄」と喜びを語った。

 昨季はJ2リーグで30試合27ゴール。最終節・京都戦では前人未到の1試合8得点も記録した破壊力が今季、J1の舞台でさらなる猛威を振るった。

 2月22日の開幕節・札幌戦でさっそく2ゴール1アシストの大活躍を見せると、コロナ禍による中断明けは3試合足踏みが続くも、そこからJ1記録に王手をかける7試合連続ゴール(10得点)を達成。その後もコンスタントにゴールを重ね、得点ランキング2位のFWエヴェラウド(18点)に大差をつけて得点王に輝いた。

 そんなオルンガにとって、最も印象的なゴールは10月3日の第20節・横浜FC戦の2点目だったという。「ファーストタッチで決まった。ボールの置き方でうまくシュートを打てたことが素晴らしかった」。自身も「パワーとスピード」と認めるアピールポイント目立つスタイルだが、技術の高さで奪ったゴールを誇った。

 またオンライン会見では7月26日の第7節・仙台戦の3点目についても言及した。「ボールをうまくコントロールできて、シュートまで短い間で決めることができた。また日本でのファーストハットトリックにもつながるゴールになった」。細かいタッチが光っただけでなく、記録の面でも思い出に残る一発だったようだ。

 今季のJ2では元ナイジェリア代表のFWピーター・ウタカ(京都)が得点王を受賞。両リーグでアフリカ出身ストライカーの活躍が目立っており、ケニア代表のオルンガも喜びを感じている。

「アフリカ出身の選手の潜在能力はすごく高いと思うし、日本の選手も異なるところもある。日本人選手はかなり献身的にプレーしているので、その中に自分がどれだけできるか、どういったプレーをすれば結果につながるかをうまく理解して自分の力を発揮することができれば、いい形で結果を出すことができると思う」。

 新たな才能の台頭にそう期待を寄せる26歳は「この偉業を達成できたことによって、日本国内、そして海外にいい意味で影響を与えていきたい」と故郷を背負う野望を披露。「今後ともJリーグはアジアの中でベストなリーグとしてあり続け、もっともっとアフリカ出身の選手にここでプレーして欲しい」と先を見据えた。

 最優秀選手賞は村井満チェアマン、原博実副理事長、木村正明専務理事、窪田慎二理事、佐伯夕利子理事とJ1リーグ18クラブの実行委員で構成された選考委員会の投票で決定。受賞者にはブック型楯と賞金100万円が贈られる。優勝チーム以外からの選出は2016年のMF中村憲剛(川崎F)以来3年ぶり。得点王とのダブル受賞は史上8人目となった。

▼歴代のJリーグ最優秀選手(⭐︎は得点王とのW受賞)
1993 三浦知良(ヴェルディ川崎)
1994 ペレイラ(ヴェルディ川崎)
1995 ストイコビッチ(名古屋グランパスエイト)
1996 ジョルジーニョ(鹿島アントラーズ)
1997 ドゥンガ(ジュビロ磐田)
1998 中山雅史(ジュビロ磐田)⭐︎
1999 アレックス(清水エスパルス)
2000 中村俊輔(横浜F・マリノス)
2001 藤田俊哉(ジュビロ磐田)
2002 高原直泰(ジュビロ磐田)⭐︎
2003 エメルソン(浦和レッズ)
2004 中澤佑二(横浜F・マリノス)
2005 アラウージョ(ガンバ大阪)⭐︎
2006 田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)
2007 ポンテ(浦和レッズ)
2008 マルキーニョス(鹿島アントラーズ)⭐︎
2009 小笠原満男(鹿島アントラーズ)
2010 楢崎正剛(名古屋グランパス)
2011 レアンドロ・ドミンゲス(柏レイソル)
2012 佐藤寿人(サンフレッチェ広島)⭐︎
2013 中村俊輔(横浜F・マリノス)
2014 遠藤保仁(ガンバ大阪)
2015 青山敏弘(サンフレッチェ広島)
2016 中村憲剛(川崎フロンターレ)
2017 小林悠(川崎フロンターレ)⭐︎
2018 家長昭博(川崎フロンターレ)
2019 仲川輝人(横浜F・マリノス)⭐︎

(取材・文 竹内達也)
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