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ナポリが逆転勝訴!不戦敗となっていたユベントス戦が異例の再戦決定&勝ち点1はく奪処分も撤回に

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ユベントス対ナポリが異例の再戦決定

 ナポリの不戦敗と勝ち点1はく奪が決定していたセリエA第3節ユベントス対ナポリだが、異例の再戦が決まった。

 10月4日に行われる予定だったユベントス対ナポリの一戦。しかし、ナポリはピオトル・ジエリンスキら2選手や複数名のスタッフから新型コロナウイルス陽性が確認された。カンパニア州の保健当局はナポリに対して遠征禁止を通達し、試合会場に入れず。ユベントスがアリアンツ・スタジアムでキックオフを待つ中、主審が前半終了予定時刻を過ぎた時点で中止を決定した。

 セリエAはその後、ナポリがトリノ遠征を行うことは可能だったとの観点から、ナポリを0-3の不戦敗とし、さらに勝ち点1のはく奪処分を決定。リーグの規定では「少なくとも10選手が陽性もしくは起用可能選手が13名に満たない」場合につき延期の要請が可能となっており、このルールに照らし合わせるとナポリは適用外に。今回のケースでは「不可抗力は該当しない」と判断している。ナポリはその後スポーツ仲介裁判所(CAS)に上訴したが、これも棄却されていた。

 それでもナポリは諦めず、今月4日にはイタリア国立オリンピック委員会(CONI)へとアピール。すると22日、CONIは試合の再戦と勝ち点はく奪処分撤回を決定した。「本日開催された聴聞会の結果、イタリアサッカー連盟に対するナポリの上訴を受け入れた。その結果、CASの決定も延期ではなく取り消しとする」と発表。訴えが認められ、異例の再戦が決定している。

 この決定の結果、ナポリは勝ち点24となり、得失点差でローマを抜いて4位に浮上。なお、再戦の時期は未定だが、1月中の開催が最も可能性が高いとイタリア複数メディアが報じている。

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