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リーダーシップ発揮するDF渡辺剛「精神的に成長した1年だった」

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U-23日本代表候補DF渡辺剛(FC東京)

 今合宿では年長者となる。U-23日本代表候補DF渡辺剛は、その自覚を持って活動に臨んでいる。

 約1年ぶりの活動となるU-23日本代表候補。渡辺は、最後の活動となった20年1月のAFC U-23選手権に参加していたが、チームは史上初のグループリーグ敗退を味わうなど、未勝利で大会を去ることになった。悔しさを味わうことになったものの、あれから1年が経ち、「あの経験はすごく自分に生きている」と答える。

「勝たないといけない試合で勝てなかったし、力不足を感じた。自分の力を少しでもつけて、代表に戻らないといけないと思っていたので、あの経験が今年のリーグ戦だったり、自分のサッカー人生にいい意味で良い影響を与えたと思う」

 今回招集された24選手の中で、97年早生まれの渡辺は年長者となる。1月のAFC U-23選手権ではチームキャプテンを任され、「精神的にはすごく成長した1年だった」と振り返ったように今季はFC東京で副キャプテンを務めてきてきた。そして、今回の合宿でもランニングで先頭に立つなどリーダーシップを発揮している。

「そういう部分を出さないといけないと思うし、今年1年間、チームでもそういう立場でやらせてもらったので、チームを見つつ、自分のアピールもしていかないといけない」

 チームメイトに気を配りつつ、当然、自身のアピールも忘れない。

(取材・文 折戸岳彦)

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