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[全国高校選手権]接戦制し津工が初の8強入り(津工vs那覇)

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[1.3 第86回全国高校サッカー選手権大会3回戦 津工(三重)2-1那覇(沖縄) 三ツ沢]

 全国高校サッカー選手権大会3回戦で津工(三重)と那覇(沖縄)が対戦し、2-1で津工が勝利。2度目の出場で初の8強入りを決めた。
 
 前半は那覇が前線からの厳しいプレッシャーで、津工の持ち味のパスサッカーを封じた。ボールを支配した那覇は、2回戦・神戸科学技術戦で決勝点を奪ったMF新城知輝(3年)のドリブル突破などで、得点を狙ったが津工の守備を崩すことができなかった。
 
 津工を圧倒した那覇だったが、後半開始直後の1分、津工のFW中野真人(2年)に先制点を奪われると、徐々に運動量が落ち始める。その後は一変して津工が猛攻を仕掛けた。MF松葉司(3年)がドリブルでエリア内に侵入するなど、次々と那覇ゴールに迫った。だが追加点は奪えず、逆に後半28分、那覇が得た左サイドのFKから、ゴール前に入れたクロスをFW吉田嗣尚(2年)に押し込まれ、同点に追いつかれてしまう。それでも津工の優勢は続いたが、決定力を欠きゴールを割ることができない。このままPK戦にもつれこむかと思われたが、同37分、津工の主将MF花木真佐雄(3年)が上げた右クロスをMF飯田裕之(2年)がゴールに突き刺し、接戦を制した。
 津工の藤田一豊監督は「同点に追いつかれたが、落ち着いて見ることができた。ぜひ国立まで行きたい」と話した。

<写真説明>先制点決めた津工のFW中野真人(白・10番)

(取材・文 武澤伸昭)

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